F1

【2023年】バーレーンテスト総括!見どころ5選を振り返る

こんにちは。ひでまるこです。

2月23日(木)から3日間に渡って行われていた

バーレーン合同テスト(以下、バーレーンテスト)も

あっという間に終わってしまいました。

2023年仕様のF1マシンが走っている姿をやっと見ることができて、

3日間通して、わくわくしておりました。

今日は、そのバーレーンテストについて、

前回投稿した見どころ5選とあわせながら振り返ってみたいと思います。

開幕戦のバーレーンGPに向けて役立つ情報を紹介したいと思います。

バーレーンテスト3日間の周回数とラップタイム

まずは、バーレーンテスト3日間の周回数をラップタイムを

チーム別とドライバー別にまとめてみました。

上からラップタイムが早い順に並べています。

周回数は、3日トータルの周回数を記しています。

タイヤの項目は、C0が最も固く、C5が最も柔らかいコンパウンドになります。

ラップタイムもタイヤが柔らかいほど速くなります。

チーム別

ラップタイムは、各チームの最速ラップを記しています。

ドライバーは、各チームの最速ラップを出したドライバーを記しています。

こちらは、各チームのラップタイムと周回数をグラフに表したものです。

総括

バーレーンテストの3日間で最速タイムをマークしたのは、01:30.305 をたたき出したレッドブルでした。

2番手にメルセデス、3番手にはトップ3チームに割って入る形でアルファロメオがタイムをマークしています。

4番手はフェラーリ、5番手にアルファタウリが入り、6番手にハース、7番手にアストンマーティン、8番手にマクラーレン、9番手にアルピーヌとなり、最後尾となる10番手がウィリアムズとなりました。

周回数では、最多周回数をマークしたチームがアルファタウリとなります。

逆に最も周回数が少なかったチームは、マクラーレンでした。

ドライバー別

こちらもラップタイムについては、各ドライバーの最速ラップを記しています。

こちらは、各ドライバーのラップタイムと周回数をグラフに表したものです。

総括

バーレーンテストの3日間で最速タイムをマークしたのは、レッドブルのペレス選手でした。(01:30.305)

2番手にメルセデスのハミルトン選手、3番手にアルファロメオのボッタス選手がタイムをマークしています。

日本人F1ドライバーの角田選手は6番手タイムをマーク。

昨年、ワールドチャンピオンを獲得したフェルスタッペン選手は、11番手タイムでした。

最下位のタイムは、アルピーヌのオコン選手になります。

最多周回数をマークしたドライバーは、アストンマーティンのアロンソ選手。チームメイトのストロール選手が負傷してテストに参加できなかったこともあり、多くのセッションで走っていました。

逆に最も周回数が少なかったドライバーは、アストンマーティンのドルゴヴィッチ選手でした。こちらも急遽、ストロール選手の代役で走ることになり、影響があったためです。

バーレーンテストの結果で見えた5つのポイント

3日間のバーレーンテストの結果を踏まえて、おおよそ見えてきたことがありました。

まだテストということもあり、燃料の搭載量も分からないため、あくまでも予想となります。

① レッドブルが他のチームより一歩リードしている

ドライバー別の最速ラップのグラフを見ると、タイヤの種類を色で表しています。

トップのペレス選手は、C4という下から2番目に柔らかいタイヤでトップタイムをマークしているのに対し、2番手のハミルトン選手や3番手のボッタス選手は、一番柔らかいC5というタイヤでタイムを出しています。

この時点でも0.3秒程度の差がありますが、タイヤの種類(コンパウンド)の違いはラップタイムでおよそ0.8秒から1.0秒と言われていますので、ペレス選手がC5のタイヤでアタックした場合は、その差がさらに広がることになります。

ペレス選手と同じC4タイヤのタイムで見ると、フェラーリのルクレール選手やサインツ選手が続いていますが、それでも約0.7秒の差があります。

同じレッドブルのフェルスタッペン選手に至っては、C4やC5のタイヤでアタックせず、さらに固いC3のタイムで他のチームのC4やC5のタイムに迫っています。

それだけレッドブルのRB19の戦闘力が高いことが見えてきています。

フェラーリが実力を隠していなければ、今年も序盤戦に限っていえば、レッドブルが圧勝となる可能性が高そうです。

② レッドブルに対抗できるのはフェラーリのみ

一歩リードしてそうなレッドブルに対抗できるチームがあるとすれば、それは今のところフェラーリのみです。

レッドブル圧勝の予感が漂う今シーズンですが、フェラーリには、まだ対抗できるだけの材料があると思っています。

テストでは、0.7秒という大きな差が出ていたものの、マシンの挙動を見る限りでは、テスト後半はだいぶ安定しているように見えました。

さらに昨年のフェラーリは、テストと本番で約2秒近くタイムを短縮していたので、そのことでレッドブルは序盤戦で明らかに動揺していました。

ルクレール選手とサインツ選手のタイム差がないことも、フェラーリの強みです。同じタイヤで僅か0.012秒しかありません。コンストラクターズで上回る可能性だってあります。

③ 中団勢のポイント争いは大混戦

バーレーンテストの結果を踏まえて、ひでまるこが予想する中団勢は以下の通り。

予想1 予想2
・メルセデス
・アストンマーティン
・マクラーレン
・アルファロメオ
・アルファタウリ
・ハース
・メルセデス
・アストンマーティン
・マクラーレン
・アルファロメオ
・アルファタウリ
・ハース

2パターンの可能性があると思っています。

1つは6チームの大混戦になるパターン(予想1)と、

もう1つは中団上位と下位に分かれるパターン(予想2)です。

ここにアルピーヌが入っていないことが、昨年との大きな違い。

まだ、実力を隠しているのかもしれませんが、テストを見ている限りでは、今年のマシンは厳しいように見えます。

昨年、コンストラクターズ4位のチームが、序盤戦は苦戦を強いられるかもしれません。

中団は、かなり接近しているのでシーズン序盤は予想1のように大混戦となり面白くなりそう。中盤以降は、予想2のように分かれてきて、さらにメルセデスは開発力の強さから一歩前に出ると予想しています。

④ ダークホースはマクラーレン

今回のテストで最も波に乗れなかったのはマクラーレンだと思っています。

周回数も全10チームの中で最下位の312周と、一番多いアルファタウリとは100周以上の差があります。

1日目には、マシンを修復するシーンが映るなど、信頼性といった面では課題が残っているのかもしれません。

しかし、タイムだけ見ると、ノリス選手がC3タイヤで出したタイム(01:32.160)は、決して悪くなく中団勢と争うだけの戦闘力は持っていると予想します。

ピアストリ選手はスーパールーキーではあるものの、まだF1マシンに慣れるには時間が掛かりそうです。

今年もノリス選手が中団の中で目立つ走りを見せてくれそうな予感がします。

⑤ 今年もウィリアムズは最下位の予感

残念ながら今年もウィリアムズは、断トツの最下位となりそうです。

タイムを見ても、最も柔らかいC5タイヤで走っても中団勢のタイムからは1秒以上離されています。

バーレーンテストでは、比較的柔らかめのタイヤを多く使って走っていたので、実力の見えないところもありますが、タイムだけで見てしまえば厳しそうな感じです。

周回数は多いので信頼性は高そうです。

バーレーンテスト見どころ5選を振り返る

バーレーンテスト前にアップしたひでまるこが考える見どころ5選について振り返ってみたいと思います。

【2023年】バーレーンテストの見どころ5選こんにちは。ひでまるこです。 こちらの記事で2023年の新車発表の振り返りも終わったところで、 ついにシーズン開幕に向けた戦...

① 各チームの周回数

バーレーンテストで信頼性の基準となる周回数を、

独断と偏見で300周(3日間合計)と設定しました。

実際の結果は、こちら!

全10チームが300周をクリアしたということで、信頼性といった面では大きな問題は起きていないと判断しました。

400周を超えて周回しているチームも6チームあるので、今年はテストが短いということもあり、各チーム短いテスト期間の中で精力的に入っていたと思われます。

すこし心配なのはギリギリクリアしたマクラーレン。十分なプログラムを消化することができたのかは微妙なところです。

② ラップタイムとタイヤの関係

タップタイムとタイヤの関係についても、

これまでの経験から独断と偏見で基準値を

C4タイヤで1分31秒台と設定しました。

テストの段階でこのタイムを出せれば、マシンは正常進化していると捉えてもよいとしました。

結果は、なんと上位7チームのアストンマーティンまで1分31秒台を出していました。

レギュレーションの変更でフロアの端の高さが15mm引き上げられたり、タイヤの重量も前後トータルで1.4kg増えているにも関わらず、タイムは昨年のバーレーンテストを上回り、バーレーンGPの予選トップタイムに迫っています。

8番手のマクラーレンもC3タイヤのなのでC4タイヤであれば、1分31秒台を出すことができそうです。

各チームのマシンは、レギュレーション変更をものともせず正常進化で速くなっていると思われます。

③ フェルスタッペン選手の走りとレッドブルのマシン

ついにベールを脱いだレッドブルのRB19。

昨年のRB18の正常進化型となっていました。

サスペンションの構成も変わっておらず、見た目ではサイドポッドのアンダーカットを大きくなっていたり、さらにマシン全体的にシェイプアップされている印象でした。

特にテスト中、話題となっていたのが、空気の流れを可視化するために使用するフロービズという塗料の流れ方。

乱れることなくキレイにフロア上面を流れている姿は、さすがのフジテレビNEXTで解説している津川さんや松田さんもビックリしておりました。

フェルスタッペン選手も非常に乗りやすそうに走っていて、タイムも好タイムを連発しておりました。

セッティングが決まるのも早い証拠です。

昨年は、2021年のチャンピオン争いを最終戦まで戦っていたので、どうしても2022年の開発が出遅れてしまっていた印象でしたが、2023年はそんなこともなく、盤石の準備を整えていたことがわかります。

④ ルーキードライバー3人の走り

オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

ニック・デ・フリース(アルファタウリ)

ローガン・サージェント(ウィリアムズ)

ルーキー3人の中で最も目立っていたのは、アルファタウリのデ・フリース選手でした。

ドライバー別の周回数ランキングでは、アロンソ選手に続く2番手の周回数。

ルーキーの中でトップの周回数であることはもちろんのこと、

アロンソ選手はストロース選手の負傷で通常よりも多く走ることになったことを踏まえると

実質の最多周回数はデ・フリース選手が最も多かったことになります。

今年は、テストの期間が短いので限られた時間の中で多くのプログラムをこなせるドライバーであることはわかります。

タイムについては、タイヤの種類にもよるため一概に比較はできませんが、それでもルーキーの中ではF1に慣れるということは既に終わっており、パフォーマンスを発揮する段階まで来ているドライバーです。

ルーキーっぽくないといえばルーキーではない感じです。

そして、何より周りを驚かせたのが、レースに対する姿勢。

アルファタウリの代表を務めるフランツ・トスト代表は、デ・フリース選手から多くの指摘事項が書かれたTo Do リストをもらい、そのことがチームに多くの貢献をもたらすことになったと語っています。

⑤ 角田選手がどれだけカメラに映し出されるか?

時間で測れていないので感覚でしかありませんが、

今年の角田選手はめちゃくちゃカメラ(国際映像)に映っていた印象です。

もちろんその一つの要因は、速さを見せているということがあります。

C4タイヤで 01:31.261

これは全体でも6番手のタイムであり、同じC4タイヤではレッドブル、フェラーリに続くタイムです。

さらに映像でわかるのが、その症状の凛々しさです。

ガスリー選手が移籍し、ルーキーのデ・フリース選手が加入したことで、チームの中心として活躍しなければいけない。

その姿勢が既に映像から伝わってきます。頼もしい感じがするのです。

もみじ柄のヘルメットもばえています。

開幕戦が楽しみになるような走りをバーレーンテストでは見せてくれました。

最後のまとめ

3日間のバーレーンテストが終わり、今週末はついに開幕戦のバーレーンGPです。

テストの内容だけを見れば、今年はレッドブルの一強となるシーズンを思わせる展開ではありました。

私の予想としては、勢力図の順位はこんな感じです。

順位 チーム
1 レッドブル
2 フェラーリ
3 メルセデス
4 アストンマーティン
5 アルファタウリ
6 マクラーレン
7 アルファロメオ
8 ハース
9 アルピーヌ
10 ウィリアムズ

特に3位から8位までは接戦と予想しています。

ここで嬉しかったのは、我らが角田選手が乗るアルファタウリのタイムが改善されていた点です。

昨年は、コンストラクターズ9位と結果が伴いませんでしたが、今年は改善の兆しが見えています。

また、ガスリー選手とは違った方向性でデ・フリース選手が角田選手にいい影響をもたらしているように感じますし、チームにもいい影響を与えているような気がします。

まるでフェラーリに入ったミハエル・シューマッハのような印象です。

アルファタウリが活躍できそうなシーズンの幕開けにワクワクしているのと、アストンマーティンもメルセデスに迫る勢いがあります。

今年は、本当に中団グループに目が離せないシーズンになりそうです。

もうグランプリシーズンの開幕はすぐそこです。

今年も誰が見てもF1が楽しくなるような情報を発信していきたいと思います。