こんにちは。ひでまるこです。
今年最初のF1テストであるバルセロナテストが終わりました。
ベールに包まれていたレッドブルの新車「RB18」も姿を見せましたね!
今年はテクニカルレギュレーションが大きく変わり、
F1マシンの姿も大きく変わったので、
各チームのニューマシンが走っている写真や動画を見ると、
本格的に今年のF1が始まったと実感が湧き、ワクワクが高まるばかりです!
今日は、そんなバルセロナテスト3日間のデータをもとに、
2022年のF1の勢力図について見えてきたものを語りたいと思います。
今日のブログを読めば、2022年のF1について、
どのチームがトップ争いをしそうなのか、
注目するチームやドライバーはどこ(だれ)なのかがわかります。
最大の注目はフェラーリの復活!!
今回のバルセロナテストを見て、最も驚き!そして最も嬉しかったのが、
フェラーリ F1チームの復活です!!
周回数およびラップタイムにおいても、
今回のテストでトップの位置に君臨しづづけていました。
チーム別の周回数では、438周と最多周回を記録。
信頼性の面で問題ないことを証明し、
さらにラップタイムにおいてもチーム全体では
ルクレール選手が4番手のタイムではありましたが、
これはC3タイヤで記録していて、他のチームではレッドブル以外、
もっと柔らかいC4、C5タイヤでのタイムであったことを考えると、
タイム的に見ても、ほぼトップのタイムであるといえるものです。
メルセデスのラッセル選手もフェラーリの速さには、まだ届いていないようなコメントもありました。
2014年にパワーユニットの変更がなされてから、
優勝争いから遠ざかっていたフェラーリでしたが、
今年は、その優勝争いに加わってくることが、このテストで間違いないことが証明されたと思います。
ミハエル・シューマッハ以来の紅い羽馬がチャンピオン争いをする日も近いかもしれません。
フェラーリは、まさにF1の歴史そのもののチームだけでに、
この復活は、今年のF1でかなり盛り上がると思います!
四つ巴のチャンピオン争いか!?
2021年のF1は、まさにメルセデス vs レッドブルのガチンコバトルでした!
これはこれですごいバトルで、最終戦でドライバーズチャンピオンが同ポイントと、
F1史上でも最高のバトルを見ることができた年でした。
しかし、今年もその最高バトルが違う形で見れるかもしれません。
フェラーリの復活があり、さらにはマクラーレンもタイム的にはトップチームとそんなに差がありません。
メルセデスとレッドブルも、テストの位置的には悪くないですし、
間違いなく上位に来ると思います。
四つ巴という言葉はありませんが、
今年は、4チームでのチャンピオン争いになるかもしれません。
そうなったら、一戦一戦が重要になってきて、毎戦、ドライバーとチーム戦略の戦いが繰り広げられ、さらに面白くなります。
2022年は、この4チームを特に注目して見ていきましょう!
注目のドライバーはルクレール選手・ラッセル選手・ノリス選手・角田選手
テストから見た今年注目のドライバーは4人!
最も注目したいのは、好調フェラーリからルクレール選手です。
おそらく最も優勝争いをしたい、優勝したいと思っているドライバーの一人だと思います。
昨年、フェラーリは良くなかったこともあり、注目度がいっきに下がってしまったルクレール選手ですが、その状況を挽回したいという思いが伝わってきています。
テストでは、同じチームメイトのサインツ選手に一歩のゆずらない常にタイムリーダーでいました。
フェルスタッペン選手やハミルトン選手だけではないというところを見せつけてくれると思っています。
次に注目は、マクラーレンのノリス選手です。
ルクレール選手と同じくらい優勝というものを欲しているドライバーの一人だと思います。
昨年は優勝の手が届くレースが何度かありました。
リカルド選手のレーシングシューズからシャンパンを飲んだシーンは印象的で、
ノリス選手がどう思ってるかわかりませんが、
私は、あれでノリス選手はさらに速くなると確信しました。
今年のノリス選手は、バルセロナのテストでもマシンの戦闘力もわるくなさそうですし、
ゆずらない勝ちに行くレースをすると思っています。
3人目は、メルセデスのラッセル選手です。
マシン的にも苦しい思いをしたウィリアムズから一気にトップチームメルセデスへの移籍。
2020年にはハミルトン選手の代役としてサクヒールGPでメルセデスのマシンで走るも優勝目前でのトラブルで9位フィニッシュ。
2021年ではトップ争いのできないウィリアムズのマシンでありながら、
要所要所でポイントの獲得や雨の予選でも高いパフォーマンスを見せていました。
GP2の時代から圧倒的速さを見せてきたラッセル選手が、
メルセデスというトップチーム、トップマシンでどんな走りを見せるのか注目です。
もちろんメルセデスは、バルセロナテストでも安定の速さを見せています。
ラッセル選手もハミルトン選手にちゃんと続くタイムを出しているので、さすがです。
そして、最後4人目は、我らが日本代表の角田選手です。
2年目となる今年は、昨年に良いも悪いもいろいろ経験し、
その経験を結果に示さないといけない年になります。
F1というカテゴリーでの将来が決まる年になると思います。
私たちは、応援することしかできませんが、成長を見守り、
そして、いかなる時でも応援し続けます。
頑張っている姿みせてほしい!結果は後からついてくる。
今回のバルセロナテストでは、1日目と3日目のドライブが予定されていましたが、
3日目の午前中にガスリー選手がマシンをクラッシュさせてしまい、
角田選手は走ることができませんでした。
タイム的にはよくありませんでしたが、まだまだこれからです。
グラフと表で見るバルセロナテスト総括
バルセロナテスト3日間の結果をグラフと表で見ていきたいと思います。
まずは、チーム別の周回数と最速のラップタイムを散布図と表にしてみました。
※ドライバーは最速ラップを出したドライバー
【2極化している】
上の散布図を見ると、今回のバルセロナテストで完全に良いチームと悪いチームで2極化しています。
ハース、アルファロメオ、アルピーヌに関しては、
マシンの信頼性という面で課題があるように見えます。
今回のテストでハースとアルファロメオは、圧倒的に走れていません。
マシンのトラブル内容までわかりませんが、走らせるための課題があるようです。
ハースは、今年のマシンにかけていたと聞いてましたが、
思うように実践に結び付けられないのは残念です。
アルピーヌは、テスト3日目にマシンから白煙を上げてストップしていました。
どうやらハイドロ系の問題であるみたいですが、
アルピーヌが搭載しているルノーPUは、今年新設計となっています。
それによってPU(パワーユニット)だけでなく、それに付随する部品もいろいろカスタマイズしていると思うので、まだまだ実践でのデータが足りていないように感じます。
嬉しかったのは、ウィリアムズです。
フェラーリの復活も嬉しいのですが、ウィリアムズがトップチームとまではいかないものの、ちゃんと戦闘力ではついていってるがわかります。
これはワンチャンあるということです。
ウィリアムズがトップに来たら、これはF1ファンとしても涙ものです。
【信頼性】
周回数からマシンの信頼性を見ると、
まったく問題らしい問題がでていないのがフェラーリ。
周回数は400を超えています。
信頼性では独り勝ちです。
続くメルセデス、レッドブル、マクラーレン、ウィリアムズも、
ほぼ信頼性という面では問題なさそうですね。
【スピード】
ラップタイムとタイヤのタイプを見ると、
メルセデス、レッドブル、フェラーリ、マクラーレンが
ほぼ横並びのスピードになるのかなと思います。
レッドブルは、まだ本来のスピードは隠しているかもしれません。
理由は、柔らかいタイヤでアタックしていない。
あくまでもデータ収集に徹している感じがします。
続いてドライバーで見た散布図と表です。
フェラーリのルクレール選手が光って見えます。
タイム的にはハミルトン選手とラッセル選手のメルセデス陣営が速さを見せているのですが、タイヤC5と最も柔らかいタイヤです。
ルクレール選手のタイムは、C3タイヤだったので、2段階も硬いことになります。
おそらくC5タイヤを使えばメルセデスの上に行ってた可能性があります。
レッドブルのフェルスタッペン選手もC3タイヤですが、ルクレール選手の方がタイムは上です。
速いタイムのチームと遅いタイムのチームとの中間的速さを見せているのがウィリアムズになります。
やっぱり今年のルクレール選手は、注目になります。
以上がバルセロナテストの総括と今年のF1の注目点でした。
開幕前の2回目のテストは、3月10日から3日間になります。
各チーム、データ分析や新しいパーツも出してくると思うので、
さらに注目すべきテストとなります。
次のバーレーンでのテストも楽しみです!
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