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こんにちは。ひでまるこです。
F1日本GPを鈴鹿サーキットへ観に行こうと思ったとき、
観戦チケットを購入するのも一苦労ですが、
その他にも宿泊先を決めたり、移動手段を考えたり、持ち物も準備したりと、
何かと考えなければいけないことがたくさんあります。
そんな時に便利なのがF1観戦ツアーです。
今日は、安心・安全の大手旅行会社3社のF1観戦ツアーについて、
各社の内容を比較したり、個人プランよりもお得なのか検証してみました。
既にホテルなどの宿泊施設は、鈴鹿サーキット周辺はもちろんのこと、名古屋駅周辺も埋まってきています。
そんな中で宿を確保するのにF1観戦ツアーは、とても有効です。
ぜひチェックしてみてください。
F1観戦ツアーのメリット・デメリット
最初にF1観戦ツアーのメリットとデメリットについて紹介します。
メリット
・手間がかからない
・宿泊先のホテルが確保される
・鈴鹿サーキットまでの移動手段が確保される
ツアーのメリットは、なんといってもF1観戦に必要な予約・手配を原則、観戦チケットの購入以外は全て旅行会社が対応してくれるため、手間がかからずとても楽です。(※一部の旅行会社は観戦チケットも手配してくれます)
特に宿泊先のホテルは、鈴鹿サーキット周辺の主要な駅はもちろんのこと、名古屋駅周辺なども早い段階で埋まってしまい、予約を取るのが難しくなります。
その点、ツアーの場合は、既にホテルが確保されているため、簡単に宿泊先を確保することが可能です。
また、鈴鹿サーキットまでは、宿泊先のホテルからバスで移動するプランもあるため、時間はそれなりに掛かるものの、迷うことなく、楽に向かうことができます。
デメリット
・自由度が低い
・価格はやや高め
ツアーのデメリットは、行動の自由度が低いことです。基本的に団体行動となるため、工程も時間厳守であり、自由に行動できないところがあります。
また、価格も手配の代行や添乗員などの人件費が含まれるため、個人プランよりもやや高い傾向があります。
観戦ツアーにも、個人プランにもメリット、デメリットはありますので、比較してみながら何を重視するのかも踏まえて検討してみることをおすすめします。
F1観戦ツアーを企画している旅行会社は?
大手の旅行会社でF1観戦ツアーを企画しているのは、
HIS、東武トップツアーズ、JTBの3社になります。
それぞれのツアー申込み受付時期は、こちらの通りです。
会社名 | 販売期間 |
HIS | 2024年8月28日(水)から 12月27日(金)まで |
東武トップツアーズ | 2024年10月10日(木)から 12月25日(水)まで |
JTB | 2024年10月11日(金)から 販売中 |
観戦ツアーで注意しなければならないのは、原則としてF1日本GPの観戦チケットが含まれていません。
観戦チケットに関しては、自分で購入しておく必要があります。
また、販売の終了時期につきましては、終了日を設けてはいるものの、どのツアーも定員になり次第販売終了となりますので早めの申し込みが必要となります。
HIS 観戦ツアーの特徴
例年いち早く観戦ツアーを企画し、販売を開始するのがHISです。
その特徴は、JTBや東武トップツアーズと違い、全て名古屋発のプランとなっていること。名古屋周辺の宿泊場所の確保とホテルから鈴鹿サーキットまでの送迎がメインとなる内容です。
早期申込みで割引特典があるのも特徴的です。
【特徴】
・ 観戦ツアーの申し込みが最も早い
・ 観戦チケットの代行手配に対応している
・ ツアーは全て名古屋発のプラン(名古屋までは各自で集合)
・ 早期割引特典がある(※2024年10月31日まで)
・ 全てのプランで宿泊先を指定できる
・ シートクッションがもらえる
HISのF1観戦ツアーは、
こちら(F1日本グランプリ観戦ツアー)から申し込むことができます。
画像出典:HIS
東武トップツアーズ 観戦ツアーの特徴
東武トップツアーズの特徴は、F1観戦チケットのセット販売があること。観戦チケットも宿泊先も移動手段も全て一度に手配できるので、とても楽です。
観戦チケットについては数に限りがあるため、ツアーに申し込めば全てに付いてくるわけではありません。
コースについても他の旅行会社では見られない日帰りプランなどもあり、豊富に設定されています。
【特徴】
・ ツアーと併せて観戦チケットの購入が可能
・ 観戦スタイルあわせた多彩なコース設定
・ 全コースに安心の添乗員付き
・ 感染症対策として同行者以外と隣席にならない(バスツアーのみ)
■ 観戦チケットの残席状況(10月17日現在)
観戦席 | 空席状況 |
---|---|
V1-1 | 発売中 |
V1-2 | 発売中 |
V2-2 | 発売中 |
V2-4 | 発売中 |
V2-5 | 発売中 |
V2-8 | 受付終了 |
V2-9 | 発売中 |
V2-10 | 受付終了 |
A-1 | 受付終了 |
C-下段(Honda RBPT応援席) | ※ 残席わずか ※ |
C-中段(Honda RBPT応援席) | 発売中 |
C-上段(Honda RBPT応援席) | 発売中 |
Q-2 | ※ 残席わずか ※ |
R | 残り3 |
東武トップツアーズのF1観戦ツアーは、
こちら(2025 東武トップツアーズ F1日本GPアクセスツアー)から申し込むことができます。
画像出典:東武トップツアーズ
JTB 観戦ツアーの特徴
JTBの特徴は、日本最大級の旅行会社だけに、その事業規模の大きさを存分に活かしたバリエーション豊かなコースが設定されていることです。
また、F1に絡めたJTB独自のお楽しみ企画もあり、参加者が移動中も楽しめる内容になっているのも特徴的です。
【特徴】
・ バリエーション豊かなコース設定
・ 集合から解散まで添乗員または現地係員が案内(一部コースを除く)
・ 帰りの新幹線は1回のみ無料で変更可能(新幹線コースのみ)
・ 日帰りを除く全コースで子ども料金の設定がある
・ F1日本GP順位当てクイズが開催される
・ F1グッズが当たるじゃんけん大会
JTBのF1観戦ツアーは、
こちら(JTBで行くF1日本グランプリアクセスツアー)から申し込むことができます。
画像出典:JTB
F1観戦ツアー各コースの比較
3社(HIS、東武トップツアーズ、JTB)の観戦ツアーについて、比較してみましたので、コース内容や価格など確認してみてください。また、全てのコースで食事は設定されていません。
新幹線コースを設定しているのは、東武トップツアーズとJTBの2社、バスコースは3社とも設定されています。
新幹線コース
●:対象コースあり、-:対象コースなし、未:未定
コース | JTB | 東武トップツアーズ | HIS | |
東京発 | 3泊4日(木曜入り) | ● | ー | ー |
3泊4日(金曜入り) | ● | ー | ー | |
2泊3日(日曜帰り) | ● | ● | ー | |
2泊3日(月曜帰り) | ● | ー | ー | |
1泊2日(日曜帰り) | ● | ● | ー | |
新横浜発 | 1泊2日(日曜帰り) | ● | ー | ー |
HISでは、例年通り新幹線コースが設定されていません。
東武トップツアーズも例年と同様の東京駅発の2泊3日(日曜帰り)と1泊2日(日曜帰り)のコースが設定されています。
JTBも例年と同様のコース設定となっており、東京発と横浜発のコースの一部では、名古屋東急ホテル指定が可能です。
バスコース
●:対象コースあり、-:対象コースなし、未:未定
コース | JTB | 東武トップツアーズ | HIS | |
東京・新宿・横浜発 | 2泊5日(木曜出発) | ● | ー | ー |
1泊4日(金曜出発) | ● | ー | ー | |
0泊3日(土曜出発) | ー | ー | ー | |
新大阪駅発 | 1泊2日(土曜出発) | ー | ● | ー |
土曜のみ 日帰り | ● | ー | ー | |
日曜のみ 日帰り | ● | ● | ー | |
京都駅発 | 土曜のみ 日帰り | ● | ー | ー |
日曜のみ 日帰り | ● | ー | ー | |
名古屋発 | 4泊5日(木曜入り) | ー | ー | ● |
3泊4日(木曜入り) | ー | ー | ● | |
3泊4日(金曜入り) | ー | ー | ● | |
2泊3日(金曜出発) | ● | ● | ● | |
2泊3日(土曜出発) | ー | ー | ー | |
1泊2日(土曜出発) | ● | ● | ー | |
金曜のみ 日帰り | ー | ー | ー | |
土曜のみ 日帰り | ー | ー | ー | |
日曜のみ 日帰り | ー | ● | ー | |
金山駅 (新) |
土曜のみ 日帰り | ● | ー | ー |
日曜のみ 日帰り | ● | ー | ー | |
岐阜駅 (新) |
土曜のみ 日帰り | ● | ー | ー |
日曜のみ 日帰り | ● | ー | ー | |
岐阜羽島駅 (新) |
土曜のみ 日帰り | ● | ー | ー |
日曜のみ 日帰り | ● | ー | ー | |
白子駅発 | 金曜のみ 日帰り | ● | ー | ー |
加佐登駅発 (新) |
土曜のみ 日帰り | ● | ー | ー |
日曜のみ 日帰り | ● | ー | ー | |
津駅発 | 土曜のみ 日帰り | ● | ー | ー |
日曜のみ 日帰り | ● | ー | ー | |
亀山駅発 | 土曜のみ 日帰り | ● | ー | ー |
日曜のみ 日帰り | ● | ー | ー |
HISは、例年と同様に名古屋周辺の宿泊施設から出発のバスコースのみが設定されています。木曜から前のりして鈴鹿サーキットへ行く場合は、送迎バスがないため、自身で向かう必要があります。金曜の鈴鹿サーキットまでの送迎バスについてはオプション販売(追加代金)となります。あらかじめ標準で設定されているのは、土日のバス送迎になります。
東武トップツアーズも例年と同様のプラン構成となっており、独自の宿泊を伴う新大阪駅発のプランは健在で関東からだけでなく関西から通うことができるコースがあります。
JTBの宿泊を伴うツアーは2024年のプラン構成に加えて、再び名古屋発の2泊3日と1泊2日の宿泊を伴うツアーが復活しています。反対に名古屋駅発の土・日曜日帰りプランについてはなくなっており、代わりに三重交通がツアーを企画(往復8,000円、サイトはこちら)しています。
また、JTB西日本が中心となって企画している日帰りのバスプランについては、新たに名古屋の金山駅、岐阜県の岐阜駅、岐阜羽島駅、三重県の加佐登駅が追加とり、よりバスで送迎が強化されています。
JTBのバス日帰りプランについては、日本GPのサイトにある予約制直行バスのページから詳細を確認することができます。本体のJTBのサイトとは違いますので注意が必要です。
F1観戦ツアー代金の比較
各コースに設定されている価格(旅行代金)を3社(HIS、東武トップツアーズ、JTB)で比較しました。
宿泊先を伴うプランおいては、ホテルによって価格設定が違ってくるため、スタンダードな価格帯もしくは中間の価格帯を掲載しています。
まずは、それぞれの旅行会社で手配しているホテルを見ていきましょう。
宿泊ホテルの比較
ランク | JTB | 東武トップツアーズ | HIS |
ホテルおまかせ (スタンダード) |
・R&Bホテル名古屋栄東 ・ヴィアイン名古屋駅前椿町 ・ヴィアイン名古屋新幹線口 ・サイプレスガーデンホテル(金山) ・東横INN名古屋金山 ・東横INN名古屋名駅南 ・ダイワロイネットホテル名古屋伏見 ・東京第一ホテル錦 ・第一富士ホテル ・リッチモンドホテル名古屋納屋橋 ・名鉄イン名古屋駅新幹線口 ・三交イン名古屋新幹線口 ・ホテルルートイン名古屋今池駅前 ・名鉄イン名古屋金山アネックス ・エクセルイン名古屋熱田 ・名古屋栄ワシントンホテルプラザホテル ・プリンセスガーデンホテル ・ホテルルートイン名古屋東別院 ・ホテルメルパルク名古屋 ・ダイワロイネットホテル名古屋新幹線口 ・西鉄ホテルクルーム名古屋 ・ホテルマイステイズ名古屋栄 |
・サイプレスホテル名古屋 ・東京第一ホテル錦 ・ホテル京阪名古屋 ・第一富士ホテル |
ー |
ホテルおまかせ (スーペリア) |
ー | ・名古屋東急ホテル ・名鉄グランドホテル ・ホテル JALシティ名古屋錦 ・名鉄グランドホテル |
ー |
ホテル指定 | ・名古屋東急ホテル |
・名古屋観光ホテル | ・チサンイン名古屋 ・R&B名古屋駅前 ・コンフォートホテル名古屋名駅南 ・コンフォートホテル名古屋新幹線口 ・ダイワロイネットホテル名古屋新幹線口 ・名古屋栄ワシントンホテルプラザ ・ホテル京阪名古屋 ・トラベロッジ名古屋栄 ・名古屋クラウンホテル ・コンフォートホテル名古屋伏見 |
東武トップツアーズとJTBは、全てのプランで宿泊先のホテルを指定できるわけではなく、一部のプランだけホテルの指定が可能で、それ以外はおまかせとなります。
反対にHISについては、ホテル指定のみのプランになります。
各社、2024年とは若干宿泊のホテルに変更はあるものの、ホテルの種類については大きな変更は見られません。
価格比較
価格は、大人1人あたりの料金と子ども(3歳から小学生まで)1人あたりの料金を記載します。ホテルの朝食はなしです。(※無料朝食を除く)
HISは、中間の価格帯である名古屋駅近くの「コンフォートホテル名古屋新幹線口(シングルルーム、無料朝食付き)」の価格を設定しました。
東武トップツアーズとJTBは、ホテルの指定ができない「おまかせプラン」の価格を設定しました。
※ 今回の価格(旅行代金)にはF1日本GPの観戦チケット代は含まれていませんの注意してください。
新幹線コース
コース |
JTB |
東武トップツアーズ |
|||
大人 | 子ども | 大人 | 子ども | ||
東京発 | 3泊4日(木曜入り) | 94,000円 | 90,500円 | ー | ー |
3泊4日(金曜入り)※ | 96,000円 | 92,500円 | ー | ー | |
2泊3日(日曜帰り) | 87,000円 | 83,500円 | 88,000円 | 83,000円 | |
2泊3日(月曜帰り)※ | 80,000円 | 76,500円 | ー | ー | |
1泊2日(日曜帰り) | 70,000円 | 66,500円 | 63,000円 | 58,000円 | |
新横浜発 | 1泊2日(日曜帰り)※ | 69,000円 | 65,500円 | ー | ー |
※JTBの3泊4日(金曜入り)、2泊3日(月曜帰り)、1泊2日(日曜帰り)のプランは、ホテルの指定ができないプランの金額となります。名古屋東急ホテル指定のプランも準備されており、東京発3泊4日(金曜入り)は大人100,000円、2泊3日(月曜帰り)は大人83,000円、横浜発1泊2日(日曜帰り)は大人82,000円となります
2024年に値上げを実施しなかったJTBは、2025年に5,000円~8,000円と大幅に値上がりしています。
東武トップツアーズも2年連続の値上げを実施しており、2024年よりも5,000円~7,000円ほど値上りしています。
バスコース
コース |
JTB | 東武トップツアーズ |
HIS | ||
大人 | 子ども | 大人・子ども | 大人・子ども | ||
東京・新宿・横浜発 | 2泊5日(木曜出発) | 71,000円 | 69,000円 | ー | ー |
1泊4日(金曜出発) | 62,000円 | 60,000円 | ー | ー | |
0泊3日(土曜出発) | ー | ー | ー | ー | |
新大阪駅発 | 1泊2日(土曜出発) | ー | ー | 39,000円 | ー |
土曜のみ 日帰り | 9,500円 | ー | ー | ||
日曜のみ 日帰り | 9,500円 | 16,000円 | ー | ||
京都駅発 | 土曜のみ 日帰り | 8,500円 | ー | ー | |
日曜のみ 日帰り | 8,500円 | ー | ー | ||
名古屋発 | 4泊5日(木曜入り) | ー | ー | ー | 120,000円 |
3泊4日(木曜入り) | ー | ー | ー | 102,800円 | |
3泊4日(金曜入り) | ー | ー | ー | 102,800円 | |
2泊3日(金曜出発) | 87,000円 | 85,000円 | 67,000円 | 84,900円 | |
2泊3日(土曜出発) | ー | ー | ー | ー | |
1泊2日(土曜出発) | 70,000円 | 68,000円 | 42,000円 | ー | |
金曜のみ 日帰り | ー | ー | ー | ||
土曜のみ 日帰り | ー | ー | ー | ||
日曜のみ 日帰り | ー | 13,500円 | ー | ||
金山駅 (新) |
土曜のみ 日帰り | 7,500円 | ー | ー | |
日曜のみ 日帰り | 7,500円 | ー | ー | ||
岐阜駅 (新) |
土曜のみ 日帰り | 7,500円 | ー | ー | |
日曜のみ 日帰り | 7,500円 | ー | ー | ||
岐阜羽島駅 (新) |
土曜のみ 日帰り | 7,500円 | ー | ー | |
日曜のみ 日帰り | 7,500円 | ー | ー | ||
白子駅 | 金曜のみ 日帰り | 2,500円 | ー | ー | |
加佐登駅 (新) |
土曜のみ 日帰り | 2,000円 | ー | ー | |
日曜のみ 日帰り | 2,000円 | ー | ー | ||
津駅発 | 土曜のみ 日帰り | 4,500円 | ー | ー | |
日曜のみ 日帰り | 4,500円 | ー | ー | ||
亀山駅発 | 土曜のみ 日帰り | 4,500円 | ー | ー | |
日曜のみ 日帰り | 4,500円 | ー | ー |
※HISは、名古屋駅や伏見、栄エリアを起点とした宿泊プランであるため、他県から向かう場合は、名古屋までの交通費をプラスして見積もる必要があります。
HISの2025年の価格については、2024年に1万円以上の値上げを実施し、さらに12,200円~13,500円と2年連続で1万円以上の値上げを実施しているのが特徴です。
東武トップツアーズの2025年の価格は、2024年よりも1,000円~7,000円ほど値上りしており、こちらも2年連続の値上げとなっています。値上げ幅については、2024年とほぼ同じです。
JTBの2025年の価格は、宿泊を伴う東京発コースの場合、2024年の価格据え置きで設定されています。これは2年連続の価格据え置きで3社の中で唯一値上げしていません。さらに日帰りのバスコースについては、2024年よりも出発地によって1,000円~2,500円ほど値下げしています。
あくまでも予想の範疇になってしまいますが、2025年は鈴鹿サーキットの直営駐車場のスペースが減っている印象があり、バスでの移動に力を入れているのを見込んでいるのかもしれません。
個人プランと観戦ツアーの比較
実際に個人で観に行く場合と観戦ツアーで、金額にどれくらいの差が生じるのか?
今回は、このような条件で比較してみました。
宿泊日数 | 4月4日(金)から6日(日)までの2泊3日 |
---|---|
人 数 | 大人1名 |
出発地点 | 東京駅 |
移動手段 | 電車・バス |
宿泊場所 | ダイワロイネットホテル名古屋新幹線口 |
東京駅から名古屋駅までは、新幹線の指定席の利用で設定しています。
名古屋駅からは、個人プランの場合、近鉄で白子駅まで行き、そこからシャトルバスに乗って鈴鹿サーキットに行く設定です。
観戦ツアーは、名古屋駅から鈴鹿サーキットまで観光バスで向かうことになります。
HISの観戦ツアーは、名古屋発のコースしか設定されていないため、東京駅から名古屋駅までの新幹線は、個人で手配したものとして計算しました。
観戦費用の比較(金額は税込み)
日付 | 費用の内訳 | 個人プラン | 観戦ツアー | ||
JTB | 東武トップツアーズ | HIS | |||
4/4(金) | 新幹線代(東京 → 名古屋) | 11,300円 | ー | ー | 11,300円 |
電車代(近鉄名古屋 → 白子) | 1,000円 | ー | ー | 1,000円 | |
バス代(白子駅 → 鈴鹿サーキット) | 450円 | ー | ー | 450円 | |
バス代(鈴鹿サーキット → 白子駅) | 450円 | ー | ー | 450円 | |
電車代(白子 → 近鉄名古屋) | 1,000円 | ー | ー | 1,000円 | |
宿泊代 | 28,500円 | ー | ー | 85,900円 |
|
4/5(土) | 電車代(近鉄名古屋 → 白子) | 1,000円 | ー | ー | |
バス代(白子駅 → 鈴鹿サーキット) | 450円 | ー | ー | ||
バス代(鈴鹿サーキット → 白子駅) | 450円 | ー | ー | ||
電車代(白子 → 近鉄名古屋) | 1,000円 | ー | ー | ||
宿泊代 | 28,500円 | ー | ー | ||
4/6(日) | 電車代(近鉄名古屋 → 白子) | 1,000円 | ー | ー | |
バス代(白子駅 → 鈴鹿サーキット) | 450円 | ー | ー | ||
バス代(鈴鹿サーキット → 白子駅) | 450円 | ー | ー | ||
電車代(白子 → 名古屋) | 1,000円 | ー | ー | ||
新幹線代(名古屋 → 東京) | 11,300円 | ー | ー | 11,300円 | |
合 計 | 88,300円 | 87,000円 | 88,000円 | 111,400円 |
※ 個人プランの東京駅と名古屋駅間の新幹線代は、のぞみの指定席をスマートEXの料金にて設定
※ 個人プランの近鉄線は急行電車の料金を設定
※ 個人プランの宿泊先はHISと同じダイワロイネットホテル名古屋新幹線口(シングルルーム、朝食付き)の価格を設定
※JTBと東武トップツアーズの宿泊先はホテルおまかせ(スタンダード)の価格を設定
大手旅行会社と個人プランを比較した結果、2024年の傾向がそのまま続いており、2025年においても、ホテルの料金が大きく値上がりしているため、観戦ツアーと個人プランで価格差がほとんどなくなっています。
個人プランで観戦費用を抑えたいときは、観戦ツアーと比較して、同じホテルに宿泊するか、もしくはそれよりも価格の安いホテルにを選ぶ必要があります。
実際に価格の安いホテルの方から予約は埋まっていく傾向にあるため、安いホテルが取れなければ、観戦ツアーを選択する方が費用が抑えられる可能性があります。
観戦スケジュールの比較
日付 | スケジュール | ツアーの移動方法 | 観戦ツアー | ||
JTB | 東武トップツアーズ | HIS | |||
4/4 (金) |
東京駅発 | 新幹線 | 6:50〜7:30 | 7:15~7:40 | 6:15 |
名古屋駅発 | バス | 9:00〜9:45 | 9:40 | 8:01 | |
鈴鹿サーキット着 | バス | 12:00〜12:45 | 11:30 | 9:30 | |
鈴鹿サーキット発 | バズ | 18:00 | 17:30 | 19:00~20:00 | |
ホテル着 | バス | 19:30〜20:00 | 19:30 | ー | |
4/5 (土) |
ホテル発 | バス | 8:00 | 8:00 | 6:00~7:00 |
鈴鹿サーキット着 | バス | 09:30〜10:00 | 10:00 | ー | |
鈴鹿サーキット発 | バス | 18:30 | 18:00 | 19:00~20:00 | |
ホテル着 | バス | 20:30〜21:00 | 20:00 | ー | |
4/6 (日) |
ホテル発 | バス | 7:00 | 7:30 | 6:00~7:00 |
鈴鹿サーキット着 | バス | 9:30〜10:00 | 9:30 | ー | |
鈴鹿サーキット発 | バス | 18:00 | 17:00 | 17:00~18:00 | |
名古屋駅発 | 新幹線 | 20:30~22:15 | 20:00 | 21:22 | |
東京駅着 | 新幹線 | 22:00~23:45 | 22:30~23:00 | 23:00 |
※ HISの初日は、名古屋駅から鈴鹿サーキットまで近鉄の白子駅を経由しシャトルバスで向かった場合です
HISは、スケジュールに幅があり、鈴鹿サーキットやホテルへの到着時間も記されていないため、時間は未知数なところがあります。
個人プランと観戦ツアーのまとめ
ここまでの内容を踏まえ、個人プランと観戦ツアーで、それぞれどんな方におすすめなのかを紹介します。
観戦ツアーは、こんな人におすすめ
・ F1日本GPの観戦がはじめての人
・ 名古屋駅周辺のホテルの予約が取れない人
・ 手配の手間をかけたくない人
(※HISと東武トップツアーズは観戦チケットの手配も代行してくれます)
・ 待ち時間を極力すくなくしたい人
・ F1ファンとコミュニケーションを取りたい人
観戦ツアーのメリットは、なんといっても効率!
F1の観戦チケットだけは、原則、自分で準備しなければいけませんが、それ以外の手配は全て旅行会社が対応してくれるため、手間暇かけずに申込みだけで済みます。
特に鈴鹿サーキットへ行くための起点となる名古屋駅周辺のホテルは、早い段階で予約が埋まってきてしまうため、ホテルを取り損ねてしまった人は、改めて名古屋駅周辺のホテルへ泊まれるチャンスになります。
また、観戦当日も観光バスが準備されているため、電車やバスに乗るための待ち時間がほどんとありません。ストレスフリーなのは大きなメリットです。
その他にも観戦ツアーに参加する人は、みんなF1やモータースポーツが好きな人が多いので、もしかしたら数日間ともにしている中で、参加者同士のコミュニケーションが生まれるかもしれません。
手間暇かけずに効率的にF1観戦したい人は、観戦ツアーがおすすめになります。
個人プランは、こんな人におすすめ
・ すこしでも観戦費用を抑えたい人
・ 時間に縛られず自由に行動したい人
・ 宿泊先や移動手段を自分で決めたい人
個人プランのメリットは、なんといっても自由!
時間や場所など、全て自分で決めることができるので、観戦プランを柔軟に決めることができます。
また掛かる費用も個人プランの方が、ホテルや移動手段の早割など、事前に手配しておくことで金額を安く抑えることができます。
F1観戦プランをじっくり練りたいという人には、個人プランがおすすめです。
こんな人にはHISの観戦ツアーがおすすめ
・ どこよりも早く観戦ツアーを申し込みたい人
・ 宿泊先を指定したい人
・ F1ウィークを木曜日から月曜日まで満喫したい人
HISのF1観戦ツアーは、どこよりも早く申し込むことができます。
他の旅行会社は、日本GPの観戦チケットが販売されてからの申し込みに対し、HISはチケット販売の約1ヵ月前から申し込むことができます。
さらに全てのプランで宿泊先を指定することができるため、事前にF1観戦へ行くことが決まっている人にとっては、いち早く観戦計画を立てることができるのは大きなメリットです。
また、木曜日から月曜日まで満喫できる4泊5日の最長プランも準備されているので、F1が開催される週をまるまる楽しみたい人には、かなりおすすめのプランが設定されています。
HISのF1観戦ツアーは、
こちら(F1日本グランプリ観戦ツアー)から申し込むことができます。
こんな人には東武トップツアーズの観戦ツアーがおすすめ
・ 観戦チケットも含めてお任せしたい人
・ はじめてF1観戦する人
・ 大阪方面からF1観戦する人
観戦ツアーでは、宿泊先や移動手段の手配はできても、F1の観戦チケットについては自分で手に手配しなければなりません。
しかし、東武トップツアーズでは枚数と指定席の場所は限定されてしまうものの、観戦チケットの手配までしてくれるのが最大の魅力です。観戦チケットも含め、全てお任せすることができます。
また、全コースに添乗員さんが付いているため迷うことなくF1観戦することができるので、はじめて方でも安心して観に行くことができます。
特徴的なプランとしては、新大阪駅発着の1泊2日のプランがあること。宿泊は名古屋になりますが、新大阪駅から専用バスで行き来するため、大阪方面からF1観戦する人には便利なプランです。
東武トップツアーズのF1観戦ツアーは、
こちら(2025 東武トップツアーズ F1日本GPアクセスツアー)から申し込むことができます。
こんな人にはJTBの観戦ツアーがおすすめ
・ 新幹線を使った観戦ツアーを選ぶ人
・ F1クイズやじゃんけん大会に参加したい人
・ 添乗員さん付きで安心して観戦ツアーに参加したい人
・ お得な観戦ツアーを探している人
JTBは、新幹線コースもバスコースもとにかくプランが豊富で充実しているため、選択肢が多く、自分にあったプランを選ぶことができます。
そして、コースによってはF1観戦をゲーム感覚で楽しめるお楽しみ企画が準備されており、参加者を楽しませる心配りが嬉しいのも魅力です。
また、全てのコースではありませんが、実績も申し分ないJTBの添乗員さんがついてくれるのも安心感があります。
さらに2025年は、新幹線コースは値上げされているものの、バスコースに関しては値上げなしとなっており、宿泊を伴わない日帰りプランを中心に値下げしているプランもあります。他社が2年連続の値上げを実施してる中で、プランによっては最もお得な観戦ツアーとなっています。
JTBのF1観戦ツアーは、
こちら(JTBで行くF1日本グランプリアクセスツアー)から申し込むことができます。
最後のまとめ
今回は、大手旅行会社3社が企画しているF1観戦ツアーについて取り上げてみました。
2025年においては、概ね2024年の観戦プランを踏襲しているものの、JTBに関しては再び宿泊を伴う名古屋発のバスコースを復活させたり、宿泊を伴わないバスコースの発着駅を増やすなど、ユーザーのニーズにあわせたプラン編成を行っている印象があります。
また、2024年のときと同様に2025年においても価格面の値上りが印象的です。特に宿泊先となるホテルの値上げが大きく影響を受けているように思います。観戦チケットも値上りし、世の中の物価上昇と同時にF1観戦もいろんなところで価格が上がっているようです。(鈴鹿サーキットの屋台も軒並み値上がりするのか気になってます)
そんな中でもJTBにおいては、バスコースの価格を据え置きや、日帰りにおいては値下げを実施しており、いい意味で世の中の流れとは逆行した価格設定となっています。
観戦ツアーは、F1日本GPを初めて観戦する人にとっては、開催日当日の混雑状況をうまく避けることができ、効率よくF1観戦することができるので特におすすめです。
名古屋駅周辺のホテルと鈴鹿サーキットまでの移動手段を確保することができるのは、F1観戦における最大のメリットになります。
既に観戦チケットは手に入れたものの、これからホテルの手配や移動手段を考えている方は、ぜひ観戦ツアーも検討してみてはいかがでしょうか?
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