F1

【2024年】F1新車発表スケジュールと注目のポイント3選

こんにちは。ひでまるこです。

2024年のF1新車発表スケジュールも各チームから発表され、

2月に入るといよいよ開幕に向けて本格的に動き出します。

1/16には、マクラーレンの新カラーリングは突然発表され、

マーケティングとはいえ、今年のマクラーレンの意気込みを感じます。

今日は、そんな各チームの新車発表スケジュールをまとめると同時に、

2024年型マシンの注目ポイントについても紹介したいと思います。

2024年 新車発表スケジュール

1/26(金)に全10チームの新車発表のスケジュールが決まりました。

発表の早い順で一覧にまとめてみました。

日程 日本時間 チーム マシン
2月2日(金) 23:00 ハース VF24
2月5日(月) 23:40 ウィリアムズ FW46
28:00 ステーク(キック) C44
2月7日(水) 22:30 アルピーヌ A524
2月9日(金) 15:15 RB VCARB01
2月12日(月) 17:00 アストンマーティン AMR24
2月13日(火) 20:00 フェラーリ SF-24
2月14日(水) 17:38 マクラーレン MCL38
19:15 メルセデス W15
2月15日(木) 28:00 レッドブル RB20

各チームの新車発表は、昨年と同様に2月上旬から順次発表されます。

2024年も先陣を切って発表するのはハース。3年連続で一番早い発表になっています。

そして、昨年発表が早かったレッドブルは、今年一番遅い発表となっています。それが意味するものとは...。

各チームの新車発表会は、公式YouTube・公式HP・公式SNSなどでライブ中継されるのでチェックしてみてください。

ハース VF24

2024年も先陣を切って発表するのは、小松さんが代表となりチームを率いるハースです。

例年の新車発表はリバリーのみのレンダリング画像であり、今回もそうではないかと予想しています。

しかし、昨年はコンストラクターズ最下位の10位となり、このまま同じやり方でいいのか!?チーム代表も変わり、ハースは新車発表から何かを変えてくるのかも注目しています。

ドライバーは、昨年と同様にマグヌッセン選手とヒュルケンベルグ選手。

組織改革で最下位脱出のシーズンとなるのか小松さんの様子もあわせて目が離せません。

ウィリアムズ FW46

ウィリアムズの2024年新車発表は、アメリカのニューヨークはマンハッタンのミッドタウンにあるプーマの旗艦店で開催されます。

昨年はコンストラクターズ7位を獲得し、最下位から脱出!

チーム代表にボウルズ氏を迎えての2年目は、名門復活に向けてさらなる成長が期待されているチームでもあります。

ドライバーは、昨年と同様にアルボン選手とサージェント選手のコンビ。

ウィリアムズはイギリスのチームであるものの、近年のスポンサーであるGulfオイルやデュラセルなどはアメリカの会社であり、サージェント選手の母国もアメリカであることから、自ずと発表はニューヨークとなります。

ステーク C44

2024年はアルファロメオからステークF1チームに名称を変更し、スタートの年を飾る新車「C44」は、ロンドンで発表会が行われます。

昨年は、コンストラクターズ9位と一昨年の6位から大きく順位を落とし、今年は新チーム名のもと巻き返しを狙ってくるはずです。

ドライバーは、昨年と同様にボッタス選手と周選手のコンビ。

メインスポンサーが変わり、X(エックス)のイメージカラーを見るとブラックと蛍光グリーンなので、どちらのカラーをメインにしたマシンが登場するのか楽しみです。

アルピーヌ A524

アルピーヌの新車「A524」は、WECに参戦するハイパーカーと一緒に発表されるようです。

昨年は、コンストラクターズ6位と一昨年の4位から大きく順位を落とし、ワークスチームでありながらマクラーレンやアストンマーティンよりも順位が下という恥ずかしい結果となりました。

ドライバーは、昨年と同様にガスリー選手とオコン選手のコンビ。

昨年起こったチーム内の混乱を立て直し、再び4位以上のポジションへ復帰できるかがポイントとなります。

RB VCARB01

2024年は、これまでのアルファタウリからチーム名がビザ・キャッシュアップRBへ変更されると言われています。

先日、アルファタウリの公式SNSで「B.RB」という意味深な文字が表示されていましたが、これまではレーシング・ブルズになると噂されていましたが何を意味するのか。

B.RBのRBは「レーシング・ブルズ」もしくは「アールビー」として、その前のBは?

見た目で判断すると、ブルー.レーシング・ブルズですかね...。

いずれにしても早く正式名称を発表してほしいですね。

ドライバーは、昨年の途中からコンビとなった角田選手とリカルド選手が継続です。

昨年後半からマシンも良くなっており、角田選手の成長も見られる中で、これまでコンストラクターズは下位に沈んできたチームが2024年に上昇するのか!?楽しみな開幕になりそうです。

アストンマーティン AMR24

アストンマーティンの2024年新車は、イギリスのシルバーストンで発表されます。

昨年は、前半戦で連続表彰台を獲得するなど、予想を上回る活躍を見せ、後半こそ表彰台からは遠ざかってしまったものの、コンストラクターズ5位と一昨年の7位を上回る結果となりました。

ドライバーは、昨年と同様にアロンソ選手とストロール選手の師弟コンビ。

レッドブルで長年空力を担当していたダン・ファロウズ氏が手掛ける「AMR24」がさらなる進化を見せるのか!?

そして、最年長43歳となるアロンソ選手が再び表彰台の頂点に立つのか!?楽しみです。

フェラーリ SF-24

F1全10チームの中で最も早く新車発表の日を公表したのがフェラーリ。

コードネーム「676」として開発されたニューマシンが発表されます。

昨年は、コンストラクターズ3位と予選では速さを見せたものの、レースペースでは課題が残る結果となりました。その点が、今年は改善されるのかがポイントになります。

ドライバーは、昨年と同様にルクレール選手とサインツ選手のコンビ。

例年フェラーリのマシンは、本当にかっこいいので、どんなカラーリングのマシンが登場するのか、正式なマシン名とあわせて楽しみです。

メルセデス W15

ユーモアある動画で新車発表の日程を伝えてくれたメルセデス。

新車のW15は、イギリスのシルバーストンで発表されることになっています。

昨年は、あのゼロポッドから方向転換したこともあり、コンストラクターズでは再び2位に浮上。とはいえ、レッドブルに大差をつけられての2位だけに再び王者メルセデスの復活となるのか注目が集まります。

ドライバーは、昨年と同様にハミルトン選手とラッセル選手のコンビ。

マシンのカラーリングがブラックアローからシルバーアローに戻るのか気になるところです。

マクラーレン MCL38

いち早く2024年のカラーリングを発表したマクラーレン。

新車発表は、バレンタインデーと同じ日となり、昨年はマクラーレンの創設60周年を記念したマシン名「MCL60」でしたが、今年は再び「MCL38」とこれまでのマシン名に戻っています。

昨年は前半戦こそスタートダッシュに乗り遅れたものの、中盤から後半戦にかけて大型アップデートを実施、終わってみれば一昨年を上回るコンストラクターズ4位となりました。

ドライバーは、昨年と同様にノリス選手とルーキーの中で最も高評価だったピアストリ選手のコンビ。この二人のポイント争いには、目が離せません。

レッドブル RB20

昨年は早めにリバリーのみ発表したものの、2024年の新車「RB20」は、現在発表されいるどのチームよりも遅い発表となっています。既にレッドブルの今シーズンの戦いが始まっていることが伺える気がしてなりません。

ドライバーは、昨年と同様にチャンピオンのフェルスタッペン選手とペレス選手のコンビ。

22戦中21戦という圧倒的な強さを誇ったレッドブルが、今年もその強さを維持するのか注目ポイントにもなりますし、ポイントで大きな差をつけられたペレス選手が、どこまでフェルスタッペン選手に接近できるのかも気になるところです。

2024年 フィルミングデー(予想)

フィルミングデー(プライベートテスト)とは、各チームがプロモーションあるいはマーケティング目的として利用できる走行枠のことです。

各チームにつき年間2回を上限とし、走行距離はこれまで100kmとなっていましたが、2024年は200kmまで許可されています。

各チームのフィルミングデーの日程予想は、以下の通りです。

日程 チーム マシン 場所
2月5日(月) ステーク C44 シルバーストン
2月9日(金) レッドブル RB20 シルバーストン
2月11日(日) ハース VF24 シルバーストン
2月12日(月) アストンマーティン AMR24 シルバーストン
2月13日(火) ウィリアムズ FW46 シルバーストン
アルピーヌ A524 シルバーストン
フェラーリ 未定 フィオラノ
2月14日(水) メルセデス W15 シルバーストン
マクラーレン MCL38 シルバーストン
RB 未定 ミサノ
2月19日(月) ハース VF24 バーレーン

昨年の実績をもとに予想してみましたが、実際には発表されていない情報のため、参考にはなりません。

新車発表の注目ポイント3選

2024年の新車発表の注目ポイントは、この3つです。

・ マシンのカラーリング

・ サスペンション

・ フロア部分の造形

ここ数年の新車発表は、実際に発表されたマシンと開幕前のテストで走るマシンとでは大きく異なる場合が多く、プロモーションの意味合いが強くなってきています。

そんな中でも、昨年はフェラーリなど、一部のチームでフィルミングデーと呼ばれるプライベートテストを実施するチームがあり、実車と変わらないその形状にワクワクしました。

今年もその2極化傾向は変わらないと予想しています。

マシンのカラーリング

新車発表1つ目の注目ポイントがカラーリングです。

特に注目すべきチームがステーク、アルファタウリ、メルセデスの3チームです。

ステークとアルファタウリについては、メインスポンサーが変わったことで、マシンのカラーリングが大きく変わる可能性があります。どんなニューカラーのマシンが登場するのか楽しみです。

もう一つの楽しみはメルセデスです。昨年はシルバーアローからブラックアローに変更となり、今年は再びどちらの色を選択するのか楽しみにしています。

いち早くマクラーレンは、新車発表の前に2024年のカラーリングを発表!

もしかしたらこれまで大きくカラーリングを変えてこなかったチームも変更してくるかもしれません。

またカラーリングだけでなく、各チームのスポンサーを確認してみるのも一つの楽しみかたになります。

気になるスポンサーをチェックしてみたり、そのスポンサーはどこの国の企業なのかを調べてみると、そのチームがどの国のプロモーションに力を入れているのかも見えてきます。

サスペンション

過去の傾向を見ると新車発表時と開幕戦のバーレーンGPでは、

マシンの形状や構成が大きく変わることもしばしばなのがF1です。

そんな中で比較的変わらないのがフロントとリアのサスペンションになります。

※実際に発表時とテストでサスペンション構成が変わったチームもあります

サスペンションの構成を知ることで空力的なコンセプトを予想することもできます。

各チームで個性が出るところでもあるので注目してみると面白いかもしれません。

昨年の各チームのサスペンション構成は、以下のとおりです。

チーム マシン フロント リア
レッドブル RB19 プルロッド式 プッシュロッド式
メルセデス W14 プッシュロッド式 プルロッド式
フェラーリ SF-23 プッシュロッド式 プルロッド式
マクラーレン MCL60 プルロッド式 プッシュロッド式
アストンマーティン AMR23 プッシュロッド式 プルロッド式
アルピーヌ A523 プッシュロッド式 プッシュロッド式
ウィリアムズ FW45 プッシュロッド式 プルロッド式
アルファタウリ AT04 プッシュロッド式 プッシュロッド式
アルファロメオ C43 プッシュロッド式 プッシュロッド式
ハース VF-23 プッシュロッド式 プルロッド式

多くのチームが採用しているのは、フロントにプッシュロッド式でリアプルロッド式です。

ただ一昨年の新レギュレーションからチャンピオンを獲得し続けているレッドブルは、フロントにプルロッド式、リアにプッシュロッド式となっています。

これまでマクラーレンのみ同じ方式を採用していましたが、他のチームでもこの方式変更するチームがあるのか?

サスペンション構成を変えるとセッティングのノウハウを一から積み上げなければいけないため、そこまでしてでもコンセプトを変えてくるチームがあるか注目です。

プッシュロッド式とプルロッド式の違い

ここで簡単にプッシュロッド式とプルロッド式の見分け方について紹介します。

上の写真では、レッドブルがプルロッド式でフェラーリがプッシュロッド式です。

タイヤと車体がつながっているアームには、大きく3つの構成に分かれています。

タイヤ上部・中部・下部です。

注目すべきは中部の真ん中の位置にあるアームです。

逆八の字がプルロッド式で、八の字がプッシュロッド式になります。

フロア部分の造形

2023年にテクニカルレギュレーションが大きく変わり、グランドエフェクトカーとなったことで、サイドポッドの形状に注目が集まり、メルセデスのゼロポッドなど、驚きの試みも見られました。

しかし、2024年は当初からレッドブルが採用していたダウンウォッシュ型のサイドポッドに集約されるようになり、空力面ではひとまず落ち着くのかと思いきや、そうはいかないのがF1。

今度は、ダウンフォースの効率にはフロアに秘密あり!ということで、なかなか見えない部分になりますが、フロア部分の造形は各チームで特徴がみられ、おもしろい部分でもあります。

最後のまとめ

2024年もあっという間に1月が終わろうとしています。

2月に入ると新車発表がスタートし、後半にはバーレーンでの開幕前テストも行われます。

一気にF1情報も増えてくるので、待ち遠しいですね。

特に我らが角田選手が所属するアルファタウリは、チーム名が変わると言われているものの、その情報は断片的にわからないことばかり。

マシンのカラーリングも含めて、レーシングスーツと新ヘルメットを装着した2024年版の角田選手を早く見たいものです。

また、テクニカルレギュレーションについては大きく変わらないため、勢力図に大きな変化が生まれないとも言われています。

再びレッドブルの連戦連勝となっていまうのか、それともよりパフォーマンスが拮抗するようになるのか気になるところですが、まずは各チームのカラーリングは発表会の様子を楽しみたいと思います。

開幕すれば、あっという間に日本GPです!

今年のF1は、早いですよぉ。

2024年のF1カレンダーについては、以下の記事でまとめています。

過去最多となる今年のレース日程を事前に確認してみましょう!

【2024年】F1カレンダー(全24戦)と注目グランプリ5選こんにちは。ひでまるこです。 今回は、2024年のF1カレンダーについて、 昨年からの変更点や注目のグランプリをまとめてみま...