F1

【2023年】F1新車発表スケジュールと注目のポイント3選

こんにちは。ひでまるこです。

2023年のF1新車発表スケジュールについて、

各チームから発表する日の情報が出始めています。

新車発表が始まるといよいよ今年のF1も本格的にスタートするとワクワクします。

今日は、そんな各チームの新車発表スケジュールをまとめると同時に、

注目のポイントについても紹介したいと思います。

↓ ひでまるこF1ナビ動画版でも解説しています。

2023年 新車発表スケジュール

現在(1/25)、全10チーム中、全てのチームで発表スケジュールが決まりました。

発表の早い順で一覧にしました。

日程 日本時間 チーム マシン
1月31日(火) 23:00 ハース VF-23
2月3日(金) 23:00 レッドブル RB19
2月6日(月) 23:00 ウィリアムズ FW45
2月7日(火) 18:00 アルファロメオ C43
2月11日(土) 31:30 アルファタウリ AT04
2月13日(月) 26:00 マクラーレン MCL60
2月13日(月) 28:00 アストンマーティン AMR23
2月14日(火) 19:25 フェラーリ SF-23
2月15日(水) 18:15 メルセデス W14
2月16日(木) 29:00 アルピーヌ A523

※アルファタウリの発表は、日本時間2月12日(日)7時30分です

発表されたスケジュールを見ると、

全体的に例年よりも若干日程が早まっている印象です。

そして、2023年もトップで発表するのは、ハース!

今年も一番発表を10チーム中、最後の最後に発表してきました。

そして、安心材料となっているのはアルファロメオF1チーム!

昨年は、1回目の合同テストの日に発表と寸前までバタバタしてましたが、

今回は、20日も早く発表することができています。

テクニカルレギュレーションの大きな変更はないものの、

間違いなく2023年は準備が整っていると思われます。

例年、一番最初に発表するハースですが、

今年は、まだ発表日が公表されておらず気になるところです。

2023年は、開幕が例年よりも2週間早まりますが、

新車発表のスケジュールについては、若干ですが例年よりも早まっている印象です。

プレシーズンテストが2月23日(木)から始まるので、

このテストまでには各チームの発表があると思われます。

テスト初日で発表するのは、今のところメルセデスAMGF1チーム。

ゼロポッドの行く末をギリギリまで公表しないということですね。

Twitterの新車発表スケジュール告知

各チーム、まずはTwitterで新車の発表日を告知しています。

ハース VF-23

ハースは、新車「VF-23」のリバリーを発表。こちらは、レンダリング画像です。

昨年のVF-22は白を基調としていましたが、VF-23は黒が基調となっています。

新スポンサーである赤色のマネーグラムのロゴが目立ちます。

個人的にはホイールカバーの赤いラインが可愛らしくて好きです。

リバリーだけではあるものの、エンジンカウルのコンパクト化やシャークフィンの形状は、2023年仕様かもしれません。

レッドブル RB19

レッドブルは、新車「RB19」のリバリーを発表。レンダリング画像になります。

昨年のRB18と形状が大きく違うところは見られず、

あくまでも2023年のリバリーのみのようです。

PUが搭載されているところがHRCのロゴではなく、HONDAのロゴになっています。

ウィリアムズ FW45

ウィリアムズは、新車「FW45」のリバリーを発表。

マシン全体のカラーリングは、青色を基調としていて変わらないものの、

マット調となり、印象が変わっています。

ホイールカバーの楔形も模様が可愛らしいです。

ガルフオイルがスポンサーになり、ロゴが目立ちます。

アルファロメオ C43

アルファロメオF1として最終年を飾る新車「C43」は、

これまでの赤白だったカラーリングが赤黒へと変更し、引き締まった印象に変身。

レンダリング画像ではあるものの、マシン形状は大幅に変更が加えられている。

特に内製化したギアボックスによるリア回りの変更やフロアサイドのギザギザ効果がめっちゃきになります。

 

アルファタウリ AT04

レッドブルと同じニューヨークで発表されたアルファタウリの新車「AT04」は、

AT01以来の白いノーズになっているのが特徴的。

さらには新スポンサーのPKNオーレンのイメージカラーであるレッドが、

さし色になっていて、かなりオシャレです。

ホイールカバーもカラーリングされていて、手裏剣っぽく見えるのは私だけでしょうか!?

マシンのデザインも昨年のレッドブルRB18を踏襲しているように見えますが、

サスペンションは昨年のコンセプトを引き継いでいるように見えます。

マクラーレン MCL60

マクラーレンの創設60周年を記念し、マシン名も「MCL60」とメモリアル号となった

2023年の新車はサイドポンツーンの形状から大きくコンセプトを変えてきているように感じる。

これは昨年のレッドブルRB18をはじめとしたサイドポンツーンの下を大きく抉る手法。

この傾向は、2023年のトレンドとなりそうです。

アストンマーティン AMR23

レッドブルで長年空力を担当していたダン・ファロウズ氏が手掛けたニューマシン「AMR23」は、昨年から同氏が関与しているものの実質、本格的に手掛けたマシンは今年からとなります。

その見た目は、大きく変化。フロントからリアまで様々な部分で変化が見られます。

気流をつかみにいってるようなマシン。その走りが楽しみであります。

フェラーリ SF-23

バレンタインデーでティフォシの前で走っている姿も披露してくれた

フェラーリの新車「SF-23」は、これまでのコンセプトを残しながらも

削れるところは削り洗練された印象。

カラーは黒多めながらも、フロントとリアのウィングサイドは赤くなっているのはオシャレでカッコイイ!

メルセデス W14

メルセデスが発表したW14はシルバーアローではなく、ブラックアロー!

ゼロポッドも継続し、今まで数々の栄冠を飾ってきたメルセデスが

本気でチャンピオン奪還をかけたマシンだとひしひしと伝わってきます。

ゼロポッド2年目は、結果を出さなければ将来に関わる。

どんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみです。

アルピーヌ A523

最後の発表となったアルピーヌのA523。

昨年マシンの正常進化型といった印象と、

ガスリー選手がアルピーヌの姿で登場した新鮮さが印象的。

ルノーが強くなれば、さらにレースがおもしろくなるのでパフォーマンスが楽しみです。

2023年 フィルミングデー

現在(2/14)、新車発表を行った8チーム中5チームで、

フィルミングデー(プライベートテスト)が実施されています。

2月23日(木)からはじまるプレシーズンテストに向けて、

シェイクダウンを実施するので発表会ではカラーリングのみや

レンダリング画像、ショーカーの発表だったチームも、

ここで2023年仕様の新車の形や走っている姿を見ることができます。

日程が早い順で一覧にしてみました。

日程 チーム マシン サーキット
2月10日(金) アルファロメオ C43 カタロニア・サーキット
レッドブル RB19 シルバーストン
2月11日(土) ハース VF-23 シルバーストン
2月13日(月) アルピーヌ A523 シルバーストン
ウィリアムズ FW45 シルバーストン
2月14日(火) アルファタウリ AT04 ミサノ・サーキット
フェラーリ SF-23 フィオラノサーキット
2月15日(水) アストンマーティン AMR23 シルバーストン
2月16日(木) メルセデス W14 シルバーストン

多くのチームがイギリスにファクトリーを持っていることもあり、

シルバーストンで新車をシェイクダウンさせています。

シルバーストン近くに住んでいたら、もうこの時期からF1モードになれますね!

新車発表の注目ポイント3選

2023年の新車発表の注目ポイントは、この3つです。

・ マシンのカラーリング

・ サスペンション

・ ゼロポッド

あくまでも予想ですが、2023年の新車発表はこれまでと違うと予想しています。

具体的には、より実車に近いものが発表されていると思っています。

その理由は、2つあります。

1つ目は、テクニカルレギュレーションが大きく変わらないこと。

昨年は、テクニカルレギュレーションが大きく変わり、

マシンの形そのものが大きく変わりました。

その結果、開発の追いついているチームと追いつかないチームが大きなが差があり、

発表した車と実際にテストで走った車が大きく違うチームもありました。

その代表がレッドブルですね。

ただ2023年は、テクニカルレギュレーションが大きく変わらないため、

マシンのベースの形は、昨年と大きく変わらないと思われます。

その結果、各チームより実車に近い形が準備できると予想しています。

2つ目は、新車発表と同時にフィルミングデーと呼ばれるプライベートテストを実施するチームが多いのではと予想しています。

2023年は、開幕前のテストが昨年の2回から1回しかないため、

各チームがプライベートテストを実施して開幕前のより多くのデータを

収集するのではと予想しています。

そのためほぼ実車と同じマシンが登場すると予想しているのです。

マシンのカラーリング

新車発表1つ目の注目ポイントがカラーリングです。

各チームのカラーリングがどうなるのか、いつもドキドキしながら待っています。

チームカラーとスポンサーによってカラーリングは変わりますが、

2023年は、どんなカラーリングが登場するのか注目ポイントです。

好きなチームのカラーリングを気にしても良いですし、

お好みのカラーリングのチームを探してみても良いですよね。

昨年は、メルセデスが話題になりました。

シルバーアローが復活し、メルセデスらしいカラーリングでした。

2023年は、はたしてどんなカラーリングに?

サスペンション

過去の傾向を見ると新車発表時と開幕戦のバーレーンGPでは、

マシンの形状や構成が大きく変わることもしばしばなのがF1です。

そんな中で比較的変わらないのがフロントとリアのサスペンションになります。

※実際に発表時とテストでサスペンション構成が変わったチームもあります。

サスペンションの構成を見ることで空力的なコンセプトも予想することもできます。

各チームで個性が出るところでもあるので注目しています。

昨年の各チームのサスペンション構成は、以下のとおりです。

チーム マシン フロント リア
レッドブル RB18 プルロッド式 プッシュロッド式
フェラーリ F1-75 プッシュロッド式 プルロッド式
メルセデス W13 プッシュロッド式 プルロッド式
アルピーヌ A522 プッシュロッド式 プルロッド式
マクラーレン MCL36A プルロッド式 プッシュロッド式
アルファロメオ C42 プッシュロッド式 プッシュロッド式
アストンマーティン AMR22 プッシュロッド式 プルロッド式
ハース VF-22 プッシュロッド式 プルロッド式
アルファタウリ AT03 プッシュロッド式 プッシュロッド式
ウィリアムズ FW44 プッシュロッド式 プルロッド式

多くのチームが採用しているのは、

フロントにプッシュロッド式でリアプルロッド式です。

10チーム中6チームが採用しています。

昨年、チャンピオン2冠を達成したレッドブルは、

フロントにプルロッド式、リアにプッシュロッド式と

多くが採用している方式の逆を採用しています。

この方式を採用しているのは、他にマクラーレンのみです。

2023年は、この方式を採用するチームが増えるのか注目になります。

また、アルファタウリとアルファロメオは、

フロントとリアともにプッシュロッド式を採用しています。

この2チームもコンセプトを継続するのか注目すべきところです。

プッシュロッド式とプルロッド式の違い

ここで簡単にプッシュロッド式とプルロッド式の見分け方について紹介します。

上の写真では、レッドブルがプルロッド式でフェラーリがプッシュロッド式です。

タイヤと車体がつながっているアームには、大きく3つの構成に分かれています。

タイヤ上部・中部・下部です。

注目すべきは中部の真ん中の位置にあるアームです。

逆八の字がプルロッド式で、八の字がプッシュロッド式になります。

ゼロポッド

昨年、F1マシンのサイドポッドは、各チームでコンセプトの特徴があり、

とても注目すべきポイントとなりました。

その中でも度肝を抜かれたのが、メルセデスのゼロポッド!

ほとんどサイドポッドがないこの設計は、これまでの空力コンセプトを打ち破るものでした。

ただ実際にレースになってみると、開幕からマシンが上下に振動する

バウンシングに悩まされシーズンを通して優勝争いに加わることが困難でした。

この課題ともなったゼロポッドをメルセデスは2023年も継続するのか?

注目のポイントになっています。

他にもレッドブル型とフェラーリ型があります。

レッドブル型は、こんな感じです。

サイドポッドがしっかりあるタイプで、サイドポッド下面が大きく抉れているところが特徴となります。

これまでの空力コンセプトを踏襲しつつ、下面を抉ることでマシン後方への気流の流れも意識したものに感じます。

もう一つのフェラーリ型は、こんな感じです。

サイドポッドの下面はそれほど抉れてなく、サイドポッド上面の気流を意識したものです。

こちらもこれまでの空力コンセプトに近い設計です。

この主に3つのコンセプトのサイドポッドを各チームが、

2023年はどのように採用してくるのかもゼロポッド同様に注目ポイントになります。

最後のまとめ

2023年になり、F1もオフシーズン。

情報がなくて寂しいと思いきや、ここからF1の新車発表に関する情報が流れ、

2月は発表ラッシュになります。

3月からは、もうF1が開幕することを考えると、

残りは2ヵ月もありません。

今年は、テクニカルレギュレーションが大きく変わらないとはいえ、

細かいところは変わっているので、そのことに各チーム対応しなければならないのです。

王者奪還を目指すメルセデスの復活はあるのか?

フェラーリが再び昨年開幕当初の戦闘力まで信頼性も含めて向上してくるのか?

レッドブルは、チャンピオンの強さを維持できるのか?

いずれにしても早く2023年型のF1マシンをこの目で見てみたいですね。

新車発表スケジュールについては、今後もその都度更新していきますので、

よろしくお願いいたします。

2023年のF1カレンダーについては、以下の記事でまとめています。

過去最多となる今年のレース日程を事前に確認してみましょう!

【2023年】F1カレンダー(全23戦)と注目グランプリ4選あけましておめでとうございます。 ひでまるこです。 昨年は、ひでまるこF1ナビを見ていただきありがとうございました。 ...