F1

【今年注目】電気自動車のフォーミュラレース!フォーミュラEとは?

こんにちは。ひでまるこです。

この週末、電気自動車のフォーミュラレースである

「フォーミュラ E」が2022年シーズンの開幕を迎えました。

私は、今まで「フォーミュラE」についてはあまり見てきませんでしたが、

今年は注目しようと思っています。

では、何故、今年注目するのか?

今日は、その点も踏まえて

「フォーミュラE」について書いていきます。

・ フォーミュラEって、そもそもなに?

・ なぜ、今年注目なのか?

・ 電気自動車でレースする必要あるの?

・ どうやって視聴できるの?

などなど、答えていきたいと思います。

1.フォーミュラEとは?

フォーミュラEとは、自動車レースの一つのカテゴリーことです。

フォーミュラとなっているので、車体の形はF1やインディーカーのように

一人乗りのオープンで、4つのタイヤがむき出しになっています。

他のフォーミュラレースとの最も大きな違いは、化石燃料を使っていない、

モーターとバッテリーで動く電気自動車であること。

まさに電気自動車のフォーミュラーレースであり、

電気自動車の世界最高峰のレースになります。

「電気自動車のF1」とも言われたりしますね。

誕生したのは、2014年で8年目を迎え、

2021年からはFIA(国際自動車連盟)公認のレースとなっています。

2.今年、なぜフォーミュラEが注目なのか?

今年、フォーミュラEが注目なのは、大きく3つの理由があります。

① 脱炭素の流れ

ここ数年、SDGsやカーボンニュートラルといった言葉が注目を浴びでいます。

カーボン=炭素のことですが、

二酸化炭素削減、地球温暖化の問題は、昔から言われていたものの、

ここにきて、世界が本格的に取り組むようになってきています。

自動車業界においても欧州を中心に規制が強化され、

排気ガスを出さない電気自動車の普及が広まっています。

2021年12月には、世界のトヨタもカーボンニュートラルに向けた取り組みとして、

電気自動車のラインナップ拡充を発表しましたし、

2022年1月にはメルセデスが1回の充電で走行距離1000kmを達成する

電気自動車のコンセプトカーを発表しています。

このカーボンニュートラルの波は、加速度的に進むと考えていて、

自動車レースの世界にも押し寄せてくると思っています。

今までの化石燃料を使った自動車レースに対して

ファンはついてくると思っていますが、企業がついてこなくなると思うのです。

2021年は、カーボンニュートラルの視点から、さらに電気自動車へ注目が集まり、

その点でいち早く電気自動車というレースカテゴリーを作った

フォーミュラEは、今後の自動車業界、レース業界において

注目度が高まると思っています。

② 技術開発の加速

世界的な脱炭素の流れによって、

電気自動車に関わる技術革新は、

2022年、さらに加速すると思っています。

その中でモータースポーツの存在は、

非常に重要なものです。

研究所などで得られたデータを実際に限界まで走らすことができるレースの場で

実践のデータを得ることができれば実用化をいっきに加速化させることができます。

モータースポーツは、速さを競うという楽しさがある一方で、

技術競争という側面も持っているのです。

フォーミュラEでは、モーターやギアボックスという部分は、

メーカー独自の開発が可能となっているので、

そこでの技術は必ず市販車へもフィードバックされます。

より効率よく電気を使い、発生させた電気を効率よく回生させる。

様々な業界が、この電気自動車の技術を注目することになると思います。

③ 新シャーシの投入

2022年は、途中からフォーミュラEで新シャーシが投入されます。

これまでの「Gen2 Evo」と呼ばれるものから「Gen3」に進化します。

Gen3になることで、

・ リアモーターの最大出力:350kW(現行:250kW)

・ 最高速度:320km/h(現行:250km/h)

・ フロントモーターの追加(現行はリアモーターのみ)

・ リアの油圧ブレーキ廃止

ここで注目すべきは、最高速度!

ついにフォーミュラEでも300km/hの壁を越えてくるのです。

見ているファンも、よりスピード感を感じることができ、

エキサイティングなレースになります。

私も2014年の誕生当初はフォーミュラEを視聴していましたが、

F1と比較してしまい、あまりのスピード感の違いが、

見ていてつまらないと感じさせるものでした。

今回の進化によってモーターの出力アップのみならず、

フロントとリアに2基のモーターを搭載することで、

スピード感がF1やインディに近づいてくれば、

ファンの注目度も集まってくること間違いなしです。

3.電気自動車でレースする意義

このような時代背景もあり、電気自動車でレースをする意義が高まっています。

自動車を含む乗り物は、トータルのバランスが重要です。

そこには、ハードだけでなく、制御を担うソフト面もあります。

フォーミュラEというレースの場は、そのすべてが揃っているのです。

とにかくレースには緻密な精度が求められます。

信じられない負荷が車体にもかかります。

極限の状態で走らせる。もしくは極限の状態をコントロールできれば、

より安全で、より効率がいい、市販車へとつながっていくこと間違いないのです。

また、技術面だけではありません。

レースを通じて電気自動車に興味を持つ人を増やすことができる。

電気自動車ファンを増やせる可能性があります。

まだまだ、日本は電気自動車がそれほど普及していないこともあり、

人気は決して高くありません。

ハイブリッド車は普及してきていますが、

圧倒的に電気自動車に対する情報量が少ない。

そういった面でフォーミュラEは、映像として電気自動車の可能性を示すものになります。

スピードや運動性能、安全性はもちろんのこと、音なんかもそうです。

電気自動車を身近に感じるためにもフォーミュラEの存在は大きいと思います。

早く日本でも開催してほしいですね!

4.フォーミュラEを見るためには

現在、フォーミュラEを生中継で視聴する方法は、

有料チャンネルである「J SPORTS」しかありません。

衛星方法でスカパーからJ SPORTSチャンネルを選択して見る方法や

インターネット回線を使ったオンライン配信である

「J SPORTSオンデマンド」から見る方法があります。

■ スカパー「J SPORTS チャンネル」

月額2,944円(税込み)※基本料金+J SPORTS4チャンネル

■ J SPORTS オンデマンド

月額1,980円(税込み)

J SPORTSは、フォーミュラEだけでなくWRCやスーパーGTなど多くのモータースポーツを視聴できます。(※F1は除く)

また、リアルタイムではありませんが無料放送もあります。

それが「BSフジ」もしくは「BSフジオンデマンド」です。

こちらはダイジェスト放送となってしまいますが、

フォーミュラEを見るきっかけとしては、とてもいいと思います。

私は、まずBSフジやBSオンデマンドの無料ダイジェスト放送から視聴することをおすすめします。

以上が、今年注目のモータースポーツである

フォーミュラEについてのお話でした。

これからもF1だけでなく、フォーミュラEについても注目して、

情報をお伝えできればと考えています。