F1

【2023年】イギリスGP総括!見どころ5選を振り返る

こんにちは。ひでまるこです。

まさに空模様は、ブリティッシュ・ウェザーという

イギリスらしい天気の中で行われたイギリスGP。

毎日10万人以上が訪れ、モータースポーツが生活の一部となっている

イギリスでのF1は、とても特別なものに感じされました。

そして、そのグランプリで活躍を見せたのは、

チャンピオンと地元のF1トライバーやチーム。

歓喜に湧いた第11戦イギリスGPについて、

開催前に投稿した見どころ5選とあわせながら振り返ってみたいと思います。

イギリスGP予選と決勝の順位

イギリスGPの予選と決勝の順位をまとめました。

2023年 イギリスGP予選リザルト

まさにイギリスと思わせる曇り空の中おこなわれた予選は、

各チームがドライタイヤでアタックするものの

直前に降った雨の影響でレコードライン以外が

ややウェット状態でのスタートとなりました。

Q2、Q3に進むにつれて完全にドライコンディションとなり、

DRSも使用可能となる中で、

Q3のラストアタックは、とても見ごたえのあるものでした。

それでもトップタイムをマークしたのは、レッドブルのフェスルタッペン選手

5戦連続のポールポジションを獲得し、

レッドブルの11連勝を近づける結果を出しました。

そして、イギリスGPを見に来た10万人以上が最も沸いた

地元マクラーレンのノリス選手が予選2番手のタイムを獲得。

さらに3番手にも同じくチームメイトのピアストリ選手が続き、

マクラーレンが2番手と3番手を獲得しました。

トップ3がオレンジに染まった予選結果となりました。

昨年のイギリスGPで優勝したフェラーリは、4番手にルクレール選手、5番手にサインツ選手が続きました。

そして、メルセデスのラッセル選手が6番手、地元の声援が大きかったハミルトン選手は7番手となっています。

驚いたのは、こちらも地元チームのウィリアムズのアルボン選手が予選8番手を獲得。ウィリアムズがQ3進出するまで実力が上がってきています。

前戦に続いてキレがないのはアストンマーティン勢。アロンソ選手が予選9番手、ストロール選手も12番手となっています。

予選10番手は、アルピーヌのガスリー選手が入り2戦連続のQ3進出でした。

角田選手は、アルファタウリのマシンがイギリスで大型アップデートを実施したものの、その効果は見られず、予選は16番手でQ1敗退となりました。チームメイトのデ・フリース選手は、18番手のため上回っています。

2023年 イギリスGP決勝リザルト

天気 曇り
気温 21℃
路面温度 29℃

イギリスGP決勝は、予選と同様にイギリスらしい

ブリティッシュ・ウェザーな曇り空。

シルバーストン周辺でも局所的に雨の降っている様子も見られました。

それでもレースは雨を遮るかのような盛り上がりを見せ、

レッドブルのフェスルタッペン選手が4戦連続のポール・トゥ・ウィンを達成!

今シーズン8勝目を飾り、6連勝も達成!フェルスタッペン選手の勢いは止まりません。

2位は、イギリスのF1ファンは、みんな嬉しい!マクラーレンのノリス選手が表彰台を獲得。昨年のエミリアロマーニャGP以来の表彰台となりました。

3位は、これまた地元のファンが大盛り上がりとなった、メルセデスのハミルトン選手が表彰台を獲得。地元の英雄が、母国グランプリで素晴らしいパフォーマンスを見せました。

イギリスのF1ファンが最も嬉しい2ショットです。

4位は、表彰台まであと一歩だったルーキーのマクラーレンのピアストリ選手。

5位は、イギリスが地元のメルセデスのラッセル選手でした。

6位にレッドブルのペレス選手と、15番手スタートから追い上げました。

7位には、イギリスでもあまり目立たなかったアストンマーティンのアロンソ選手。

8位は、再びウィリアムズのアルボン選手が入り、ポイントを獲得しました。

9位はレースペースに苦しんだフェラーリのルクレール選手が入り、10位もチームメイトのサインツ選手が入りました。

角田選手は、予選16番手からの16位でフィニッシュ。チームメイトのデ・フリース選手が17位と上回ったものの、厳しいレース結果となりました。

ドライバー・オブ・ザ・デイ

イギリスGPのドライバー・オブ・ザ・デイは、この人!

地元で素晴らしい走りを見せてくれたマクラーレンのノリス選手が獲得。

2戦連続のドライバー・オブ・ザ・デイの獲得です。

ポイントランキング

第11戦イギリスGP終了時点のポイントランキングです。

2023年 第11戦終了時のドライバーズランキング

優勝を飾ったフェルスタッペン選手は、2位のペレス選手との差をさらに99ポイントまで広げ、100ポイント差に近づく独走態勢となっています。

オーストリア、イギリスと活躍を見せたマクラーレンのノリス選手が9位に浮上しています。

2023年 第11戦終了時のコンストラクターズランキング

コンストラクターズランキングでは、レッドブルが昨年の最終戦アブダビGPからの11連勝を飾り、2位に200ポイントも大差をつけて独走中。

マクラーレンは、ノリス選手が2位、ピアストリ選手が4位で大量得点を獲得し、5位に浮上。

ウィリアムズもハースとポイントで並び7位まで浮上しています。

イギリスGP決勝を5つのポイントで振り返る

イギリスGP決勝のレースを5つのポイントで振り返ってみたいと思います。

① 素晴らしいスタートを見せたマクラーレン

イギリスGPは、スタートから観に来ているF1ファンの大歓声が鳴り響きました!

母国ドライバーであり、地元チームでもある

マクラーレンのノリス選手が、素晴らしいスタートで

あのフェルスタッペン選手を抜きトップに立つと、

3番手スタートのチームメイトピアストリ選手も素晴らしいスタートで、

フェルスタッペン選手に迫る勢いも、そこはチャンピオンの維持でポジションキープ。

それでもスタート直後のノリス選手のトップを走る姿と

果敢にもチャンピオンのフェスルタッペン選手を攻める、

ルーキーのピアストリ選手の姿は、イギリスのF1をいきなりボルテージ全開にさせてました!

この熱いマクラーレンの走りは、見逃せません。

② フェルスタッペン選手の決勝ペースは異次元

スタート直後は、マクラーレンのノリス選手にトップの座を許したものの、

決勝のペースでは、フェルスタッペン選手が圧倒!

DRSが有効になり、5周目にオーバーテイクし、

8周目には1秒以上の差がついている状態になりました。

タイヤに優しいレッドブルのマシンとタイヤにすこし厳しいマクラーレンのマシンでは、ある程度、マクラーレンはタイヤマネジメントに徹していたのかもしれません。

33周目のVSCが出たころには、約10秒の差になってました。

長期戦になれば、レッドブルはDRSとタイヤを武器に誰も近づけなくなります。

③ 33周目のSCで得した人、損した人

33周目にハースのマグヌッセン選手がPUトラブルでマシンをコース上に止めてしまいセーフティカーが出動となりました。

このセーフティーカーのタイミングでピットインした、

フェルスタッペン選手、ノリス選手、ハミルトン選手、アロンソ選手、アルボン選手などは順位を上げ得しましたが、

反対にセーフティーカーの直前でピットインしたピアストリ選手、ラッセル選手、ペレス選手、サインツ選手などは、順位を下げ損した形となりました。

セーフティーカーは、いつ出るかわかりませんが、できるだけファーストスティントをのばそうと走っていた人が得したことになります。

今回は、セーフティーカーがレースのターニングポイントなりました。

④ ハードのノリス選手 vs ソフトのハミルトン選手

セーフティーカーあけの39周目から40周目に、

再び素晴らしいバトルの見どころがありました。

それが、2位のノリス選手と3位のハミルトン選手のバトルです。

ノリス選手は、ピットストップでハードタイヤに履き替え、

ハミルトン選手は、ソフトタイヤに履き替えました。

もちろんタイムの面では、ソフトの方が速いのですが、

抜きにくいシルバーストンということもあり、

巧にブロックしてノリス選手が2位をキープしました。

この手に汗握るバトルは、イギリスのF1ファンもかなり手に汗かいたと思います。

タイヤに厳しいマクラーレンはハード、タイヤに優しいメルセデスはソフト、

そのマシン特性と選択から生まれた素晴らしいバトルでした。

⑤ 最後までわからない三つ巴の7位争い

レース終盤を盛り上げてくれたのが7位争い。

ソフトタイヤのアロンソ選手を先頭に、

ソフトのアルボン選手、ミディアムのルクレール選手が続く展開。

前戦のオーストリアでも競争力のアップを見せていたウィリアムズが、

ここイギリスでもいいパフォーマンスを見せ、

アストンマーティンのアロンソ選手を追い詰めるといった展開に。

それでも、やっぱり百戦錬磨のアロンソ選手が、

アルボン選手の攻めをうまくかわしての7位フィニッシュ。

フェラーリのルクレール選手も加わり、高いレベルでのバトルは注目でした。

イギリスGPの見どころ5選を振り返る

イギリスGP決勝のレースについて、事前に見どころとしてあげていた5つのポイントで振り返ってみたいと思います。

【レッドブル35年ぶりの記録に並ぶか!?】2023 F1イギリスGPの見どころ5選本ページはアフィリエイト広告を利用しています こんにちは。ひでまるこです。 前戦のオーストリアGPでは、今シーズン2回目のス...

1.レッドブル35年ぶりの11連勝となるか!

やってくれました!

レッドブルにとって鬼門と言われていたイギリスGPで、

マックス・フェルスタッペン選手が11連勝を達成!

1988年以来35年ぶりに大記録へと並んだのです。

そのときに達成したのがマクラーレン・ホンダ。

そして、今回はレッドブル・ホンダ。

どちらも大記録をホンダの心臓が達成したのは偶然ではないですよね。

中身を見れば8勝がフェルスタッペン選手、3勝がペレス選手と、

いかにフェルスタッペン選手がすごいドライバーなのかわかります。

レッドブルにとってもイギリスGPでの優勝は、11年ぶり。

今年は、このまま何連勝が続くのか?まずは次戦で記録を塗り替えられるのか!?

歴史的瞬間が見れるかもしれません。

2.イギリス出身の3人のドライバーが魅せるか!

今年のイギリスGPでは、イギリス出身のドライバーが大いに活躍しました。

マクラーレンのノリス選手が2位。

メルセデスのハミルトン選手が3位。

同じくメルセデスのラッセル選手が5位。

3人とも上位でフィニッシュしています。

もちろんポディウムをとったら、さらに盛り上げるわけですが、

それでも、イギリス出身の2人のドライバーで表彰台は珍しいと思います。

もう一人、国籍は違えどイギリス生まれのイギリス育ちである

ウィリアムズのアルボン選手も8位に入賞。

改めてイギリスは、モータースポーツ歴史ある国であることを実感しました。

3.各チームのマシンアップデートに注目

イギリスには、F1に参戦している6チームの拠点があり、

各チームがアップデートを持ち込んでいました。

フロントウィングのアップデートを行ったのが、

メルセデス、マクラーレン、アルピーヌの3チーム。

さらに最もアップデートを投入してきたのが、

イギリスではなくイタリアのチームであるアルファタウリ。

フロアやサスペンション、リアウィングとかなりの範囲でアップデートをしました。

しかし、結果はいまいち。

メルセデスやマクラーレンに比べ、その効果は結果に結びつかなったのです。

4.ピレリの新型タイヤのパフォーマンスは!?

タイヤに厳しいサーキットと言われていましたが、

それほどデグラデーションが大きいサーキットではないと言われている

シルバーストン・サーキット。

ピレリの新型タイヤの影響かは断定できませんが、

タイヤに厳しいと言いながら、今回のレースでの多くは、

ミディアムスタートの1ストップでソフトフィニッシュでした。

ビックリしたのは、第1スティントでユーズドソフトを履いていた

メルセデスのラッセル選手が28周も走ったこと。

しかもタイムが悪いわけではない。

もともとメルセデスのマシンは、タイヤに優しいと言われていますが、

それでもミディアムと遜色ない走りを見せていたのには驚きでした。

タイヤに厳しいは、どこ吹く風のイギリスGPでした。

5.気まぐれなブリティッシュ・ウェザー

今年ほどイギリスらしい天気はないだろうってくらい

空模様は、まさにイギリスを象徴するかのような曇り空。

局所的に雨が降っている様子も見られました。

それでも、F1レースには、ほとんど雨による影響はありませんでした。

強いて言うなら曇り空の影響によって気温が上がらず路面温度も上がらなかったこと。

その結果が、タイヤの摩耗にも影響し、思ったよりもタイヤのグリップが持ち、

タイヤへの入力が比較的強いとされている

マクラーレンやフェラーリにも好影響を与えました。

天気もまた地元のマクラーレンに味方したのかもしれません。

最後のまとめ

モータースポーツが息づくイギリスで行われた今年のグランプリは、

その盛り上がりに驚いたグランプリでもありました。

グランプリウィークともなれば、40万人以上の人が訪れるイギリスGP。

昨年は、スタート直後の大クラッシュで一瞬、凍り付くような出来事が起こりましたが、

今年は、それとはまったく違う歓喜!

そして、そうさせたのは間違いなくパパイヤオレンジのチーム。マクラーレンでした!

ノリス選手とピアストリ選手の走りは、素晴らしかったと思います。

地元ではありませんが、ピアストリ選手の名も、またイギリスの多くの人が知ることになったと思います。

そして、なんといっても今回も優勝を飾りレッドブルの11連勝を達成させたフェルスタッペン選手は、今回も強かった!

いったいフェルスタッペン選手は、どこまで突き進んでいくのか!?

ここまで来たら見届けるしかありません。

残念だったのは角田選手。大型アップデートを実施したにも関わらずアルファタウリは競争力を見せることができませんでした。

全体的に流れがよくない状態をどう乗り越えていくのかも、また見どころかもしれません。

F1は、主にフジテレビNEXTとDAZN(ダゾーン)で視聴することができます。

タイプ別の視聴方法を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

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