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こんにちは。ひでまるこです。
真夜中、明け方のF1グランプリ3連戦は、
2戦目のメキシコシティGPとなります。
昨年は、レッドブルのチェコことペレス選手が3位となり、
メキシコ人ドライバーとして初の表彰台に登りました。
そのときのチェコ、チェコ、コールがすごくて、
そして、ペレス選手のお父さんもなんかすごくて、
現地の盛り上がりは見ているこっちも嬉しく、楽しくなったのを覚えています。
再びあの歓喜を体験したい!
そんなことを思う第20戦メキシコシティGPの見どころ5選を紹介します。
いつも通りF1観戦を盛り上げる開催国の料理やお酒も紹介しますね。
メキシコシティGPの放送時間
まずは、放送時間をチェックです。
セッション | 日本時間 | 現地時間 |
FP1 | 10月29日(土)3時00分 | 10月28日(金)13時00分 |
FP2 | 10月29日(土)6時00分 | 10月28日(金)16時00分 |
FP3 | 10月30日(日)2時00分 | 10月29日(土)12時00分 |
予選 | 10月30日(日)5時00分 | 10月29日(土)15時00分 |
決勝 | 10月31日(月)5時00分 | 10月30日(日)15時00分 |
フリー走行(FP)と予選はレース開始10分前、
決勝は40分前から放送されます。
メキシコも日本からだと裏側にあたるので、
時差が大きく、放送時間も夜中から明け方にかけて。
早く寝て、早く起きて、F1観て、家を出るになりそうですね。
エルマノス・ロドリゲス・サーキットとは
メキシコの首都は、グランプリ名にもなっているメキシコシティ。
そのメキシコシティにあるサーキットが、
エルマノス・ロドリゲス・サーキットです。
サーキットの名称が人の名前のようだなぁと思った方は鋭い!
「エルマノス・ロドリゲス」はロドリゲス兄弟といった意味があります。
メキシコが誇るレーシングドライバーである
ペドロ・ロドリゲスさんとリカルド・ロドリゲスさんの名前からきているのです。
サーキットの設計は、いつも名前が出てくるヘルマン・ティルケさん。
市街地に設けられているサーキットで、
スタジアムセクションと呼ばれている
現在は使用されていない野球場にコースの一部を
敷設している珍しいサーキットです。
スタジアムに囲まれたところをF1マシンが走る姿は、
現地の声援と共に、他のグランプリでは見れない光景になっています。
そして、このサーキットで最大の特徴は標高。
標高約2,285メートルに位置しているサーキットは、
もちろんF1カレンダーの中で最も標高の高いサーキットになります。
2番目に標高が高いブラジルのインテルラゴスが800メートルなので、
高さの次元が違います。
海抜0メートル地点と比較しても約22%も空気が薄いので、
空気抵抗も少なく、パワーユニットやマシンの空力に影響が出てきます。
もちろんドライバーにも負担が掛かります。
そんな特質的なサーキットをF1にタイヤを供給しているピレリが、
タイヤシミュレーションをしている動画がありますので紹介します。
以前は、路面がダスティーでタイヤにも厳しいサーキットでしたが、
舗装し直したことで改善され、タイヤ負荷が平均レベルとなっています。
サーキットの全長は、モナコに次いで2番目に短く、
セクター1は長いストレートがある高速セクション、
セクター2は中速コーナーが連続するセクション、
セクター3は低速コーナーが中心のセクションと
それぞれセクターごとに特徴が分かれています。
DRSゾーンは3箇所もあり、各セクターにDRSが設けられているのも特徴的です。
画像出典:FORMULA1-DATA
サーキットの概要は以下のとおり。
サーキット名 | エルマノス・ロドリゲス・サーキット |
---|---|
所在国 | メキシコ |
設立年 | 1962年 |
全長 | 4,304メートル |
コーナー数 | 16 |
最大高低差 | 2.8 m |
周回 | 時計回り |
周回数 | 71周 |
ピット長 / 損失時間 | 379m / 19.2秒 |
DRSゾーン | 3箇所(11から12コーナーにかけて、17から1コーナーにかけて、3から4コーナーにかけて) |
タイヤ | ハード:C2、ミディアム:C3、ソフト:C4 |
平均速度 | 189km/h |
最高速 | 364.9km/h |
コースレコードは、2018年に当時レッドブルだったリカルド選手が記録した「1:14.759」となります。
ここでの優勝回数が最も多いのはレッドブルのフェルスタッペン選手の3回。
メルセデスのハミルトン選手も2回優勝しています。
そろそろメキシコ人F1ドライバーの優勝が見たいかも。
はたして2022年は、どのドライバーが制するのか楽しみですね。
メキシコシティGPの見どころ5選
2022年のメキシコシティGP見どころ5選を紹介していきます。
1.地元ペレス選手の2年連続表彰台なるか!?
昨年の歓喜をもう一度、見たい!!
2021年のメキシコシティGPで地元メキシコ人F1ドライバーとして
3位となり、初の表彰台に登ったレッドブルのペレス選手。
そのときのサーキットの雰囲気といったらものすごい光景でした。
みんなが総立ちになり、愛称である「チェコ!チェコ!チェコ!」のコールが鳴り響く。
ペレス選手がメキシコの英雄になった瞬間でした。
そして、迎える今年のメキシコシティGP。
2022年も再び表彰台に登っている姿が見たいと思っているのは、
メキシコの人達だけでなく、世界中にいるF1ファンも多いはず。
それもそのはず、十分に今年も表彰台を獲得できるチャンスがあります。
その理由は、こんな感じ。
・ レッドブルのマシン+HRCパワーユニットが強い
・ 市街地コースが比較的得意
・ 直近、数戦のパフォーマンスがとてもいい
1つ目のレッドブルのマシンについては、ホンダ製PUも含めて、
今年は他のチームを圧倒するパフォーマンスを見せています。
開幕当初はフェラーリが強さを見せていたものの、
レッドブルも徐々にマシンを改良し、現在はフェラーリを上回り、
ダブルタイトルを獲得している。
速さと信頼性の両方でレッドブルのマシンは、
2022年のF1マシンの中でも最強と言って過言ではない。
そんなF1マシンで走れるペレス選手には、十分に表彰台を獲得できる可能性があります。
2つ目は、ペレス選手が市街地コースを得意としている点です。
優勝したモナコやシンガポールは、共に市街地コース。
ここメキシコシティも市街地コースなので、ペレス選手には相性がいいコースです。
3つ目は、ペレス選手自身がここ数戦、とてもいい走りをしているということです。
ヨーロッパラウンドが終わり、シンガポールGPで優勝すると、
続く日本GPでも3位表彰台を獲得。
前戦のアメリカGPでは表彰まであと一歩の4位。
ここ数戦の走りの内容を見ても、いい走りをしているのです。
この流れが良いままメキシコシティGPへ挑めるのは良い傾向にあります。
強いマシン、愛称がいいコース、いい流れ、
条件はそろっているので表彰台は十分に狙えるはずです。
実際にペレス選手が今年も表彰台を獲得できるのか注目になります。
2.フェルスタッペン選手が年間最多勝記録を塗り替えるか
これまで1シーズンの最多勝記録は、
13勝
2004年に当時フェラーリのミハエル・シューマッハが達成し、
その後、2013年にも当時レッドブルのセバスチャン・ベッテル選手が達成しています。
そして、2022年、前戦のアメリカGPでシーズン13勝を記録したのが、
レッドブルのマックス・フェルスタッペン選手です。
今回のメキシコシティGPを前人未到の14勝目を飾れるかもポイントになります。
また勝率で示すと、その時代で1シーズンあたりのグランプリ数が違います。
ドライバー名 | 年代 | 勝利数 | GP数 | 勝率 |
ミハエル・シューマッハ | 2004年 | 13 | 18 | 72.2% |
セバスチャン・ベッテル | 2013年 | 13 | 19 | 68.4% |
マックス・フェルスタッペン | 2022年 | 13 | 22 | 59.1% |
16 | 72.7% |
最も勝率が高いのは、2004年のミハエル・シューマッハです。
フェスルタッペン選手がその勝率へ到達するには、
残りメキシコシティGPを含む3戦、全て優勝すると勝率でも塗り替えることができます。
しかし、なかなか達成するのは難しい記録ですね。
それでも誰もが到達したことがない1シーズンの勝利数を獲得することができるのか注目です。
3.高地サーキットがおよぼす影響
エルマノス・ロドリゲス・サーキットは、
標高約2,285メートルの高地にあるサーキット。
F1カレンダーの中では、最も標高が高い場所に位置しており、
2番目に標高が高いブラジルのインテルラゴスが標高800メートルであることから、
そこからでもさらに1,500メートル近く高く、
かなり特殊な環境のサーキットになります。
具体的には、空気の密度が違います。
標高が0メートル地点で比較すると約22%も空気が薄くなります。
空気が薄いということは、それだけ空気抵抗も少なくなります。
F1マシンにとってはダウンフォースが得られないということになります。
そのためメキシコシティGPでは、各チームが大きなウィングを装着します。
あの狭い市街地を走るモナコと同じ高ダウンフォースのセッティングをしながら、
メキシコシティでは超高速サーキットのモンツァと同じくらい最高速が出ます。
それだけウィングを着けてもダウンフォースが得られないのがエルマノス・ロドリゲス・サーキットの特徴です。
2022年は、グランドエフェクトカーとなったことで、グランドエフェクトと空気密度の関係はどのように変わるのか?
コーナースピードは、上がるのか??
タイムの出方にも注目してみてください。
他にも、空気密度が薄いことで、冷却面での影響があります。
空気抵抗が少ないということは、それだけブレーキを使うことになり、
ブレーキへの負担も大きいのです。
ブレーキがオーバーヒートしない工夫も必要になります。
また、パワーユニットにおいても空気の密度へ少ないことは、
燃焼効率にも影響してくるので本来よりもパワーが低下すると言われています。
2010年までは、パワーを出すことができず最高速が300km/h程度にまで落ちてましたが、近年は技術が進化し、最高速が360km/hちかくまで戻っています。
今年のマシンでどれくらいの最高速になるかも注目です。
4.ホンダ勢の活躍に注目
メキシコとホンダの相性は良い!
それは、歴史が物語っています。
ホンダがF1へ挑戦し、初優勝を果たしたものメキシコでした。
1965年のRA272です。
空気の薄い高地でホンダは強い。
航空機の技術なども取り入れて作られたパワーユニットは、
昨年のF1グランプリにおいてもその効果を発揮してました。
そのホンダ製(HRC製)パワーユニットを搭載しているのが、
レッドブルとアルファタウリの2チーム。
レッドブルは、速いこと間違ありませんが、
アルファタウリがここメキシコでどれくらいまでパフォーマンスを発揮するのか注目です。
5.ルーキー5人が走るFP1
既にこの記事をアップしたことには、
メキシコシティGPのFP1が終了してしまっていますが、
今回FP1では、各チーム年2回ルーキードライバーを採用しないといけないため、
どの影響で5人のルーキードライバーが出走しています。
順位は、以下の通り。
順位 | ドライバー名 | チーム | タイム |
16 | リアム・ローソン | アルファタウリ | 1:23.861 |
17 | ローガン・サージェント | ウィリアムズ | 1:24.246 |
18 | ニック・デ・フリース | メルセデス | 1:24.582 |
19 | ジャック・ドゥーハン | アルピーヌ | 1:24.615 |
20 | ピエトロ・フィッティパルディ | ハース | 1:26.766 |
タイヤは、全員がハードタイヤを装着してのタイムです。
フィッティパルディ選手がMGU-Hの問題でマシンがストップ。
続いてローソン選手がブレーキから火が出てマシンをストップ。
アルファタウリは、以前からブレーキトラブルが出ていたので、
問題が解消されていないのか決勝に向けて不安要素になります。
来年は、デ・フリース選手がアルファタウリからF1へ参戦するため、
どんな走りをしてくれるのか楽しみですが、
この中から新たなF1ドライバーが誕生するかもしれないので
今後も注目のドライバーになります。
メキシコシティGP観戦のお供に
メキシコシティGPを見るのに最適な飲み物と食べ物を紹介したいと思います。
まずは、飲み物から!
テキーラ
メキシコを代表するお酒といったらテキーラです。
1700年代からメキシコで製造されている蒸留酒で、
アガベという植物から製造されます。
基本的にメキシコ産以外のテキーラは存在せず、
メキシコ国内で収穫されたアガベを51%以上使用していないと
テキーラと名乗ることもできないのです。
そんなテキーラを飲むのに一度は体験してもらいたいのが、
100%アガベだけで作られたテキーラ。
テキーラと聞くとアルコール度数の高いお酒というイメージがあるかもしれませんが、
この100%アガベのテキーラは副原料も使っていないので、
本来の甘味を感じることができます。一言で美味しいです。
タコス
メキシコの伝統的な料理にタコスがあります。
トウモロコシから作られるトルティーヤと呼ばれる薄皮に
お好みの具材を挟み、サルサソースをかけて食べます。
手軽に食べれて美味しいので、
ついついイベントやお祭りなどの屋台で買ってしまいます。
大好きな食べ物です。
そんなタコスを作るキットが存在します。
これならお手軽に家でも作れそうです。
サルサソース
メキシコ料理に欠かせないソースといったらサルサソースです。
今では、手に入れられやすいので、気軽にメキシコ料理風にアレンジできます。
サルサソースといっても実はいろいろありまして、
よく見かけるのはトマトソースをベースにしたサルサソースですが、
その他にもトマティーヨと呼ばれるものを使った緑色のサルサソースもあります。
最後にまとめ
今年のF1グランプリも残り3戦となり、
すこし寂しい気持ちも漂うメキシコシティGPではありますが、
現地の様子を見るとそんな気持ちも吹っ飛び、
F1を盛り上げたい気持ちになります。
特に地元F1ドライバーのペレス選手が走れば、
観客の人達がみんな立って、飛び跳ねて、声援を送っています。
一瞬、コロナ禍なんて忘れてしまうくらいです。
それだけ情熱をもってF1を楽しんている姿は尊敬すらします。
メキシコシティGPの注目は、なんといってもペレス選手。
ペレス選手からは目が離せません。
そして、そんな中でも気になる、前戦久々にポイントを獲得した角田選手。
後半、連続ポイントで来年に向けてトップドライバーとしていい流れが作れるか。
今回も放送時間の影響で見るのが大変ですが、楽しみましょう!
F1は、スカパーのフジテレビNEXTやDAZNで視聴することができます。
もし視聴を検討してましたら、参考までに以下のブログを読んでいただけたら幸いです。
https://hidemaruko-blog.com/2022f1_broadcast/