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こんにちは。ひでまるこです。
まさかの出来事が多かったスペインGPから、
今週末は伝統のモナコGPです。
世界三大レースの一つであるモナコGP。
「モナコでの一勝は、他のレースでの三勝に匹敵する」
と言われるくらいミスが許されないレースとして有名です。
今日は、F1第7戦モナコGPの見どころについて紹介したいと思います。
ルクレール選手の母国であるモナコ!
注目ポイントをチェックして、みんなでF1を楽しみましょう!
モナコGPの放送時間
まずは、放送時間のチェックです。
セッション | 日本時間 | 現地時間 |
FP1 | 5月27日(金)21時00分 | 5月27日(金)14時00分 |
FP2 | 5月28日(土)0時00分 | 5月27日(金)17時00分 |
FP3 | 5月28日(土)20時00分 | 5月28日(土)13時00分 |
予選 | 5月28日(土)23時00分 | 5月28日(土)16時00分 |
決勝 | 5月29日(日)22時00分 | 5月29日(日)15時00分 |
フジテレビNEXTでは、フリー走行(FP)と予選はレース開始10分前、
決勝は40分前から放送されます。
スペインGPと同じ時間帯での開催ですね。
モンテカルロ市街地コースとは
モナコGPが開催されるモンテカルロ市街地コースについて紹介したいと思います。
まずは、Googleストリートビューでワープ!!
その名の通り、街の中を走るサーキットです。
普段は一般車が行き来しているところなので、
路面の特性も通常のパーマネントサーキットとは違いがあります。
逆に普段、一般車が走っている道がサーキットになるところがスゴイ!
サーキット名 | モンテカルロ市街地コース |
---|---|
所在国 | モナコ |
設立年 | 1929年 |
全長 | 3,340メートル ※F1開催コースの中で最も短い |
コーナー数 | 18 |
高低差 | 42メートル (なかなか高低差あります) |
周回 | 時計回り |
周回数 | 78周 |
DRSゾーン | 1箇所(ホームストレート) |
タイヤ | ハード:C3、ミディアム:C4、ソフト:C5 |
平均速度 | 150km/h ※F1開催コースの中で最も低速 |
市街地サーキットといってもモンテカルロは特徴席で、
そもそもそんなに平野がない。
山と海に囲まれているところなのでコースも自ずと短くなり、
F1開催コースの中では最も短く、さらにストレートらしいストレートもないので、
平均速度も最も低いのが特徴です。
コース幅も狭く、ガードレールに囲まれているため、とにかくミスができない。
路面も滑りやすく、なかなかダウンフォースも得られないのにクネクネしている。
ここのサーキット、とにかく気が抜けなくて難しいです。ゲームでも難しい。
そんな難しいコースで歴代1位の6回も優勝し、
モナコマイスターと呼ばれているのがアイルトン・セナになります。
モナコGPの見どころ5選
それでは、2022年の第7戦モナコGPの見どころ紹介していきましょう!
1.グランドエフェクトカーで走るモナコで何が起こる!
2022年のモナコGPで一番未知数なところが、
2022年のテクニカルレギュレーションで変わった
グランドエフェクトカーのF1マシンでモナコGPがどう変貌するかなのです。
路面は、うねっている箇所もありますし、グランドエフェクトの効果を得にくいサーキットであります。
ダウンフォースは2021年のマシンと比較して大きく下がっています。
より止まりにくく、曲がりにくいマシンで臨むモナコGPで、
ここで一番重要なのがタイヤの使い方だと思っています。
以前は、マシンのダウンフォースがあるとタイヤに優しいと言われていました。
ただ今年のマシンは、そもそもダウンフォースレベルが低い。
そうなるとタイヤには厳しくなると予想でしています。
個人的には、あまり起こってほしくはありませんが、
タイヤに厳しくなることで、セーフティーカーが出るとも予想しています。
そして、もともと抜けないサーキットなのに、
グランドエフェクトカーでより抜けないレースになると思っています。
オーバーテイクが少なく、ミスしたドライバーから脱落していく、
そしてタイヤマネジメントがうまいドライバーもしくはマシンが優位になっていく、
そんなレース展開になると予想しています。
グランドエフェクトカーでのモナコの走りに注目です!
2.ルクレール選手、母国で初優勝なるか!?
前戦のスペインGPで不運にもマシントラブルに見舞われてしまったルクレール選手。
これで厄払いも終わり、母国のモナコGPで優勝といきたいところですし、
優勝してほしいと思っています。
理由は、今年がもっともチャンスのある状況が揃っているからです。
ルクレール選手は、モナコで速いドライバーの一人であることは間違いない。
昨年は優勝争いできないマシンでも予選トップタイムをマークしていました。
2022年のフェラーリのマシンは、現時点で最も戦闘力のあるマシンです。
順当にいけば、ルクレール選手が優勝となるはずなのです。
一方でルクレール選手は、モナコでは運に見放されているともいわれています。
クラッシュやマシントラブルなど、過去を振り返れば速いけれども完走すらできていません。
ただ運も実力の内ということで、これまではやっぱりミスがあったと思っています。
遅いマシンだからこそ、限界ギリギリまで攻めなければ勝てなかったのです。
でも、2022年は違います。
言ってしまえば限界ギリギリで走らなくてもマシンにアドバンテージがある。
ルクレール選手には、母国で頑張ってもらいたいですね!
3.抜きにくいサーキット予選の順位に注目
非常に抜きにくいサーキットなので予選の順位が大切になります。
ここで重要なのは予選とスタートです。
昨年の予選トップ10を見てみましょう。
1位 | ルクレール | フェラーリ |
---|---|---|
2位 | フェスルタッペン | レッドブル |
3位 | ボッタス | メルセデス |
4位 | サインツ | フェラーリ |
5位 | ノリス | マクラーレン |
6位 | ガスリー | アルファタウリ |
7位 | ハミルトン | メルセデス |
8位 | ベッテル | アストンマーティン |
9位 | ペレス | レッドブル |
10位 | ジョビナッティ | アルファロメオ |
もちろんトップチームのメンバーはいますが、
それでもチームがバラけていると思いませんか?
ここは必ずしもマシンの戦闘力だけがものを言うサーキットでもないのです。
通常のサーキットでは表彰台に立てなくても、
ここでなら立つことができる可能性がある。
前にさえ出てしまえば、勝てる可能性が高まるのです。
予選の順位、チームではなくドライバーの注目して見てほしいと思います。
4.フェルスタッペン選手の2年連続優勝なるか!
2021年のモナコGPでは、予選トップのルクレール選手がマシントラブルで走ることができず、2番手だったフェルスタッペン選手がモナコ初優勝を決めました。
2022年は、2連覇がかかっています。
これまでもF1のワールドチャンピオンになったドライバーは、
モナコGPを複数回優勝しているのです。
現役ドライバーの中では、
ハミルトン選手:3回
アロンソ選手:2回
ベッテル選手:2回
1回勝つことはできても、2回勝つことができるのは、
まさにチャンピオンの証、速いドライバーの証でもあります。
しかし、今年のレッドブルのマシンでは、厳しいところがあります。
マシンのコンセプトがモナコのコースにあっていないのです。
今年のレッドブルのマシンRB18は、ストレートが速い特徴があります。
それはタイヤにかかる負担を減らしタイヤマネジメントしやすくするのがコンセプトとなっているからです。
モンテカルロが、ほとんど直線がないので、最高速も稼ぎずらい、
さらにコーナーでは、これまでフェラーリに負けている。
厳しい展開となりそうです。とにもかくにも連覇をするには予選でトップに立つしかありません。
5.アップデート成功のメルセデス勢がくる!?
最後の注目ポイントは、メルセデス勢です。
前戦スペインGPでのアップデートでバウンシング対策にも改善が見られたメルセデス。
タイムも上がり、フェラーリとレッドブルの2トップに近づいてきています。
まだ多少の差はあるものの、ハミルトン選手とラッセル選手という強力なドライバーもいて、これからのレースがさらに楽しみになりました。
三つ巴の戦いになれば、さらにF1が盛り上がると思います。
特に注目は、ハミルトン選手です。
過去3回、モナコGPを制していて、現役の中ではモナコマイスターです。
ハミルトン選手のすごいところは、どんな路面でも速いところにあります。
路面との情報やり取りが、すごいドライバーです。
グランドエフェクトカーになった今年のマシンでは、
おそらくその力が発揮されると思っています。
今、チームメイトのラッセル選手が乗りにのっていますし、
めちゃくちゃスゴイドライバーなんですが、
改めてハミルトン選手の歴代最強ともいわれるドライビングが見れると思っています。
最後に
以上が2022年のモナコGPの注目ポイントでした。
モンテカルロのコースは、これまでのF1のどのコースとも特性が違うので、
別の展開のレースが見れるところがおもしろい!
特に2022年は、グランドエフェクトカーになりダウンフォースに頼れないので、
各ドライバーのドライビングスキルも試されることになります。
とにかくミスが許されない。マシンの限界を知っている。
全てにおいて理解できているドライバーが勝つ仕組みになっています。
さらに今のところ天気予報は雨とのこと。
雨に強いノリス選手だって可能性があるかもしれません。
そして、我らが角田選手もここ数戦は安定感が高まり、
チームメイトのガスリー選手をポイントでも上回っています。
昨年はモナコで一時、ファステストも出していたので、
今年もその走りには注目です。
通常のサーキットとはまた違った楽しさがあるモナコGPも見どころ満載なので、ぜひ楽しみましょう!
F1は、スカパーのフジテレビNEXTやDAZNで視聴することができます。
もし視聴を検討してましたら、参考までに以下のブログを読んでみてください。
https://hidemaruko-blog.com/2022f1_broadcast/