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こんにちは。ひでまるこです。
前戦アゼルバイジャンGPでは、チャンピオン争いをしている
2強のレッドブルとフェラーリで明暗が分かれる結果となりました。
特にフェラーリパワーユニット勢を中心にトラブルが発生!
課題解決までの時間がないくらい、今週末もカナダGPが開催されます。
ここジル・ヴィルヌーヴ・サーキットもバクー市街地コースと似た特性で、
同じ市街地コースであり、ストレートの長いエンジンパワーの試されるサーキット。
ポイントで引き離されないためにもフェラーリにとって重要な一戦にもなります。
今日は、このカナダGPの見どころを紹介します。
2週連続のF1は嬉しいけど、放送時間の落差がすごくてビックリな今週末もF1を楽しみましょう!
カナダGPの放送時間
その放送時間をチェックです。
セッション | 日本時間 | 現地時間 |
FP1 | 6月18日(土)3時00分 | 6月17日(金)14時00分 |
FP2 | 6月18日(土)6時00分 | 6月17日(金)17時00分 |
FP3 | 6月19日(日)2時00分 | 6月18日(土)13時00分 |
予選 | 6月19日(日)5時00分 | 6月18日(土)16時00分 |
決勝 | 6月20日(月)3時00分 | 6月19日(日)14時00分 |
フジテレビNEXTでは、フリー走行(FP)と予選はレース開始10分前、
決勝は40分前から放送されます。
カナダGPは、真夜中の開催。こりゃ夜7時には寝て超早起きで見るしかない!
ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットとは
カナダはケベック州にあるジル・ヴィルヌーヴ・サーキット。
ジル・ヴィルヌーヴといったら、フェラーリでは伝説のドライバーで、
その名前を知らないF1ドライバーはいないと思う。
私の時代は、息子のジャック・ヴィルヌーヴの時代で
ワールドチャンピオンにもなっているすごいドライバーだけど、
それでもお父さんの名前の方が有名かもしれない。
そんな偉大なドライバーの名を持つサーキットは、
これまた特殊な市街地サーキット。
前戦のバクーと同じくストレートが長く、
長いストレートとこちらはシケインをつなぐ、
ストップ・アンド・こーの高速サーキットです。
こちらがジル・ヴィルヌーヴ・サーキットを動画で紹介。
コーナー数は、全部で16コーナー。
市街地コースのため、コースの周りがウォールで囲まれており、
ひとたびミスをすれば、ウォールの餌食でマシンが壊れてしまいます。
SC導入率が60%と比較的高めのサーキットで荒れたレース展開になることもあります。
サーキット名 | ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット (旧:サーキット・イル・ノートルダム) |
---|---|
所在国 | カナダ |
設立年 | 1978年 |
全長 | 4,361メートル |
コーナー数 | 16 |
高低差 | 5メートル |
周回 | 時計回り |
周回数 | 70周 |
DRSゾーン | 3箇所(7から8コーナーにかけて、12から13コーナーにかけて、14から1コーナーまでのホームストレート) |
タイヤ | ハード:C3、ミディアム:C4、ソフト:C5 |
平均速度 | 200.997km/h |
最高速 | 349.7km/h |
ストレートが長いことからエンジンパワーを必要とされることや、
マシンのトラクションが重要なことは、前戦のバクーと、とても似ていますが、
一番の違いは、ストレートエンドのコーナーでシケインであること。
このシケインをはじめとしたジル・ヴィルヌーヴ・サーキットは、
縁石の使い方が重要になります。
縁石をうまくカットしながら、コーナーでタイムを稼ぐ必要があるので、
そのためにはサスペンションをある程度、柔らかくする必要があります。
しかし、2022年の傾向としてポーパシングを抑えるために、
サスペンションは硬めに設定する傾向にあるので、
各チームがどういうサスペンションのセッティングにしてくるのかが注目の一つです。
3年ぶりの開催となるので、どんな展開が待っているのか、未知数なところもあります。
カナダGPの見どころ5選
それでは、2022年の第9戦カナダGPの見どころ紹介していきます!
1.強いレッドブル vs 速いフェラーリ
第1戦から第8戦までの結果をまとめると以下の通り。
Rd | グランプリ | 予選トップ | 決勝1位 |
1 | バーレーンGP | ルクレール | ルクレール |
2 | サウジアラビアGP | ペレス | フェルスタッペン |
3 | オーストラリアGP | フェルスタッペン | ルクレール |
4 | エミリアロマーニャGP | ルクレール | フェルスタッペン |
5 | マイアミGP | ルクレール | フェルスタッペン |
6 | スペインGP | ルクレール | フェルスタッペン |
7 | モナコGP | ルクレール | ペレス |
8 | アゼルバイジャンGP | ルクレール | フェルスタッペン |
驚くほどに予選と決勝で傾向が真っ二つに分かれています。
予選で速いフェラーリ!そして、決勝で強いレッドブルです。
マシンは、やっぱりフェラーリの方が速いとは思いますが、
それでも開幕からフェラーリとレッドブルの差は、縮まってきていると思います。
そこで光っているのがルクレール選手の走り!めちゃ速いです!!
予選のアタックは、本当に惚れ惚れします。
カナダGPは、おそらくフェラーリにあってるサーキットだと思います。
その理由は、現時点で一番しなやかな足回りを持っていることと、
トラクションのいいマシンであること。
カナダは縁石の使い方でタイムが変わるので、
そこを攻められるのはフェラーリのマシンくらいだと思っています。
だからこそルクレール選手の予選アタックは、
今回もすごいアタックが見れると思っているので注目です!
では、決勝になるとどうなのか!?
ここでフェラーリは無理にでも勝たないと、
前戦のノーポイントの影響が今後に大きく響くと思います。
ここはフェラーリが1・2を狙いたいところなので、
決勝で強いレッドブルに対して、フェラーリがどう攻めてくるのか見どころです。
ただバクーでも出た信頼性の問題は、どうすることもできない。
特に今回は、パワーユニットとブレーキに問題がでないことを祈るばかりです。
2.チャンピオンの壁と縁石の使い方
ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットには、名物の壁があります。
その名も「チャンピオンの壁(Wall of the Champions)」です。
その名が付いたきっかけは、1999年のカナダGPで、
ワールドチャンピオンになっている
ジャック・ヴィルヌーヴ、デーモン・ヒル、ミハエル・シューマッハが
相次いでここでクラッシュしたことからその名がつきました。
その後も、ジェンソン・バトンやセバスチャン・ベッテル選手が餌食になっています。
この傾向、2022年は昨年、チャンピオンになったフェルスタッペン選手も注意しないといけません。
一方でハミルトン選手、アロンソ選手は餌食になっていませんから、
クラッシュするということは、それだけ攻めていると捉えることもできます。
このチャンピオンの壁の前にあるのが最終のシケイン。
ここも基本的には縁石を使ってカットしながら最短ルートで走ります。
ここのサーキットは、そんなコーナーがいくつもあるのです。
ここで問題となるのが、2022年のグランドエフェクトカーでどう対応してくるのか?
縁石を乗り越えられるように、足回りを柔らかくすればポーパシングが出る。
逆に硬くすれば、縁石のカットをミスって、マシンのバランスが大きく崩れ、壁にぶつかってしまうかもしれない。
各チームが、どっちよりのセッティングにしてきて、
どっちよりのセッティングのマシンがタイムを出しているのか、
フリー走行から注目になります。
そして、ポーパシングでもう最近懸念されていること。
それは、他のパーツへの影響。
振動が他のパーツへも影響しトラブルの原因になっていることもありそうです。
ここは、縁石を使うので激しく上下の揺れも出てくる。
マシントラブルがでないことに越したことはないが、
どういうトラブルの傾向があるのかも見ておきたいですね。
3.タイヤの摩耗状態
カナダGPでもアゼルバイジャンGPと同じ柔らかさのタイヤが持ち込まれます。
ソフトは、最も柔らかいC5、ミディアムC4、ハードはC3です。
ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットは市街地サーキットなので、
路面は非常にスムースでグリップ力がない。
タイヤにキツイサーキットではないとはいえ、
3年ぶりということもあり、その摩耗具体は未知数だと思っています。
気温は20℃前後なので、そんなに影響はないかもしれません。
2022年のピレリタイヤは、熱の影響を受ける特性があって、
熱くなると性能が落ちる傾向があります。
その心配はなさそうですが、それでもスムースな路面は気になる。
タイヤの摩耗がどうレースに影響してくるのか今回は注目しています。
4.アルファタウリのダブル入賞なるか!?
前戦のアゼルバイジャンGPでは、ダブル入賞の可能性があったアルファタウリ!
角田選手にDRSのトラブルが発生し、テープで補修するという話題の出来事もあって、
本人にとっては、本当に辛い、イライラもする出来事だったかもしれないけど、
普段見れない風景がなんとも貴重でした。
そんな直線の多いコースで強いアルファタウリは、
ここカナダも比較的得意なサーキットになると予想しています。
ただ角田選手にとっては、初のカナダGPでしかも、
なかなかの難易度コースですから、
どういう走りをしてくれるのかも気になるところです。
再びダブル入賞となるのか!?注目ですね!
ちなみにここまでの二人の結果を比較してみました。
Rd | グランプリ | 予選順位 | 決勝順位 | ||
ガスリー | 角田 | ガスリー | 角田 | ||
1 | バーレーンGP | 10 | 16 | リタイヤ | 8 |
2 | サウジアラビアGP | 9 | 20 | 8 | リタイヤ |
3 | オーストラリアGP | 11 | 13 | 9 | 15 |
4 | エミリアロマーニャGP | 17 | 16 | 12 | 7 |
5 | マイアミGP | 7 | 9 | リタイヤ | 12 |
6 | スペインGP | 14 | 13 | 13 | 10 |
7 | モナコGP | 17 | 11 | 11 | 17 |
8 | アゼルバイジャンGP | 6 | 8 | 5 | 13 |
予選はガスリー選手の方が優勢で、決勝はほぼ互角かな。
角田選手も成長してきているのが結果としても現れています。
あとは予選がもうすこし速くなれば、決勝にもつながるような感じです。
角田選手の活躍は、今後の日本グランプリにも影響してくるので、
まずはチームメイトのガスリー選手を上回るように頑張ってほしい!
5.ワールドチャンピオンズの走り!
ここにきて、注目しているというか、改めてすごいと感じているのが、
元ワールドチャンピオンドライバーの走り!
アゼルバイジャンGPでも腰の痛みを訴えながらのハミルトン選手が4位入賞。
ベッテル選手は、コースアウトしたものの6位入賞。
アロンソ選手も7位入賞と上位にいました。
マシンのパフォーマンス的には決して優位ではないけど、
ドライビングでパフォーマンスを見せてくれています。
おそらくマシンも良くなっているのだと思います。
フェラーリのトラブルがあったとはいえ、走っている姿はとても印象に残るものでした。
カナダGPのシケインを使ったストップ・アンド・ゴーに加え、
スムースな路面とハードブレーキングのマシンコントロール、
チャンピオンの腕の見せ所満載なので、その走りに注目しています。
最後に
以上が2022年カナダGPの見どころ5選でした。
またしても勝手に書いている見どころ5選でしたが、
皆さんが思っていることと一致したものはありますか?
3年ぶりのカナダGPは、3年ぶりの日本GPと開催状況が同じなので、
カナダGPがどれくらい盛り上がっているのかも実は気になっています。
ときどき映る観客のみなさんの表情にも注目しています。
また会場の様子なんかも、チェックしてみたいですね。
レースでは、2度あることは3度ある。
フェラーリのトラブルだけは、そうならないことを祈ります。
いい意味で2度あることは3度あると転換してもらいたい。
F1グランプリがさらにおもしろくなるためにも...。
F1は、スカパーのフジテレビNEXTやDAZNで視聴することができます。
もし視聴を検討してましたら、参考までに以下のブログを読んでみてください。
https://hidemaruko-blog.com/2022f1_broadcast/