こんにちは。ひでまるこです。
F1日本GPを観に行きたいけど、
宿泊先がどこも予約がいっぱいで行くのを断念したことはありませんか?
今年(2023年)の私が、直前までその状態になっていました。
しかし、宿泊先がなくても一夜だけなら何とかなる方法があります。
この記事では、実際に今年、私が経験した
宿泊先なしで鈴鹿サーキット周辺で過ごした方法を紹介します。
※注意※
今回紹介する方法は、車で行くことを想定していません。
電車で行くことを想定し、経験に基づいたものですが、
この方法を試すかはよく検討してみてください。
直前まで行けるかわからなかった日本GP
2023年の日本GPは、仕事の関係で直前まで行けるかわからず、
チケットは購入したものの、宿泊先については予約を見送っていました。
開催の1ヵ月前に土曜日の午後から休みになることがわかり、
急いで宿泊先を探したものの、鈴鹿サーキット周辺の町はもちろんのこと、
名古屋駅周辺においても、どこも予約が取れない状況でした。
そうなると日帰り観戦という方法もありますが、
貴重な1日をゲートオープンと同時に満喫したいと思い、
泊まるところも一切決めず、土曜の午後に勢いだけで
鈴鹿サーキットへ向かうことにしました。
鈴鹿サーキット周辺で一夜を過ごすなら平田町駅周辺
実際に、私が宿泊先なしで一夜を過ごしたところは平田町駅周辺です。
平田町駅とは?
鈴鹿サーキット周辺には、3つの最寄駅があります。
白子駅、鈴鹿サーキット稲生駅、そして平田町駅です。
近鉄の白子駅は、鈴鹿サーキットの玄関口となる駅になります。
鈴鹿サーキットまでバスで20分~25分と距離はありますが、
F1開催時には直通のシャトルバスが運行されており、
電車の本数も多く、とても利便性のいい駅です。
伊勢鉄道の鈴鹿サーキット稲生駅は、鈴鹿サーキットに最も近い駅になります。
徒歩30分くらいで行くことができます。
そして、近鉄の平田町駅ですが、こちらも鈴鹿サーキットまで徒歩で行くことができます。
徒歩40分くらいのところにある駅です。
周辺には、ホテルなどの宿泊施設はもちろんのこと、
飲食店もあり、大きな商業施設もあります。
こちらが平田町駅のロータリーです。
平田町駅がおすすめな3つの理由
ホテルなどの宿泊施設に泊まらず、
一夜を過ごす場所として平田町駅を選んだ理由は、
大きく3つあります。
・ 鈴鹿サーキットまで徒歩で行くことができる
・ 大きな商業施設や飲食店などお店が多くある
・ 天然温泉に入れる
1つ目の、鈴鹿サーキットまで徒歩40分で行くことができます。
徒歩で行けることのメリットは、決勝日のゲートオープンと同時に会場入りでき、1日の時間を目一杯使うことができます。
名古屋駅周辺からでは、鈴鹿サーキットまで電車での移動時間が含まれるため始発でも、ゲートオープンに間に合うのは難しく、朝起きるのも早いので大変です。
2つ目の商業施設や飲食店が多くあることもメリットです。
平田町駅から徒歩20分のところにイオンモール鈴鹿があります。
スーパーはもちろんのこと、衣料品や飲食店もあり、何でも揃うで困ることがありません。
映画館やゲームセンターなどもあり時間を有意義に過ごすこともできます。
最後の3つ目が、スーパー銭湯である「花しょうぶ 鈴鹿」があり、天然温泉で汗を流すことができます。
平田町駅周辺は、お風呂にも困らないのです。
衣食住の全てで困らず、鈴鹿サーキットへ行くことができるのが、平田町駅周辺をおすすめする理由です。
密かに嬉しい平田町駅周辺の魅力
平田町駅周辺は、鈴鹿サーキットへ近いこともあり、
F1関係者の方が多く宿泊しています。
イオンモール鈴鹿でも、フェラーリやアルファロメオ、ハースなどのユニフォームを着たチーム関係者らしき人達と多くすれ違いました。
コンビニや飲食店でも見かけたので、もしかしたらレストランで隣の席がチーム関係者みたいなことも起こりえます。
F1関係者の方々が多く泊まる町としても、F1ファンにはたまらない場所です。
私は、遭遇しませんでしたが...、もしかしたら有名な人にも遭遇するかもしれません。
平田町駅周辺の一夜の過ごし方
実際に私が平田町駅周辺で過ごした一夜のスケジュールを公開したいと思います。
これで私は宿泊先のない一夜を乗り切りました。
9月23日(土)~ 24日(日) | |||
時間 | イベント | 備考 | 金額 |
13:48 | 東京駅を出発 | JR新幹線のぞみ73号・広島行 | 11,100円 |
15:25 | 名古屋駅に到着 | ||
16:01 | 近鉄名古屋駅を出発 | 近鉄名古屋線急行・松阪行 | 1,070円 |
16:49 | 伊勢若松駅に到着 | ||
16:56 | 伊勢若松駅を出発 | 近鉄鈴鹿線・平田町行 | |
17:07 | 平田町駅に到着 | ||
17:30 | イオンモール鈴鹿に到着 | 徒歩 | |
17:40 | F1マシン RB15 を眺める | ||
18:00 | 夕食 | サイゼリヤ | 2,000円 |
19:00 | グランプリ2023 モータースポーツパークを楽しむ | ||
20:00 | イオンモール鈴鹿内を散策 | ||
21:15 | イオンシネマ鈴鹿で映画を見る | レイトショー | 1,300円 |
23:45 | 花しょうぶ鈴鹿にて温泉に入る | 1,000円 | |
2:00 | カラオケボックスで仮眠 | 3,000円 | |
5:00 | 鈴鹿サーキットへ出発 | ||
5:30 | コンビニで朝食 | ||
6:00 | 鈴鹿サーキットに到着 | ||
7:00 | メインゲート通過 | ||
8:00 | GPスクエア入場 |
まず平田町駅へ行くには、名古屋駅からだと、近鉄(近畿日本鉄道)で向かいます。
こちらは、近鉄名古屋駅の入口です。
直通はなく、途中、伊勢若松駅での乗り換えが必要です。
こちらが伊勢若松駅のホーム。
平田町駅に到着。
鈴鹿サーキットの幟が印象的でした。
そこからイオンモール鈴鹿へ向かいました。徒歩20分掛からないくらいです。
大きな商業施設なので、駐車場も広く、何でもあります。
イオンモール内を散策していると、
レッドブルの2019年のマシン「RB15」が展示されていました。
レッドブルのキャンペーンと絡めたものです。
今のマシンと比べるとめっちゃコンパクトです。
そんなRB15を眺めていたら、F1公式スパークリングワインである
フェッラーリ F1 リミテッド エディションのスズカを試飲させてくれました。
香ばしいパンのような香りとスッキリした味わいです。
ん?一つ気づいてしまいました。
鈴鹿のイオンで売ってるフェッラーリは、値段がお得。
日本GPの会場でも販売していますが、断然イオンの方がお得に購入できます。
フェッラーリを購入したい方は、イオンがおすすめかもしれません。
そんなこんなでお腹も空いてきたし、ご飯にしようとイオンモール内のレストランやフードコートを散策。
お店もいっぱいあるので食べたいものを食べることができます。
今回は、コスパ重視でサイゼリヤで1人ワインを飲みながら鉄板のディアボラ風チキンとパスタをいただきました。
これだけ食べても2,000円は、やっぱりサイゼのコスパは最強です!
でも、当初はサイゼに行くのではなく、平田町駅の近くある
ぼつ焼きで有名な焼肉の「みさき屋」さんです。
創業はなんと64年。F1ドライバーの方も多く訪れており、店内にはアイルトン・セナをはじめ多くのF1ドライバーのサインが飾られています。
私が訪れたときには、既に混雑していて外まで並んでいたので諦めました。
しかし、サイゼでご飯を食べた後、再び夜8時過ぎに訪れたところ、ほとんど行列はなかったので、あまり待ちたくない方は、この時間帯がおすすめかもしれません。
続いて、昨年に引き続きイオンモール鈴鹿内で開催されていた
「グランプリ2023 モータースポーツパーク」へ行ってみました。
こちらは昨年も同じイオンモールで開催されていた
名古屋に店舗がある老舗のF1ショップ「GRANDPRIX」さんが開催しているイベントです。
会場では、ミニカーやF1チーム・ドライバーのウエアやグッズなどの販売だけでなく、塗り絵コーナーやレーシングゲーム体験コーナーなど、まさに縁日のような楽しむイベントになっていました。
驚いたのが実際に国内で活躍するレーシングドライバーの方がグッズを販売していたり、F1の写真で有名なカメラマンの熱田さん本人が写真集やカレンダーを販売していたりと、すごいイベントでした。
【御礼】#イオンモール鈴鹿 にて2回目の開催となりました #グランプリモータースポーツパーク 開催中には沢山のご来場、お買い上げ誠に有難うございました。
今年はレースウィークでは何年振りか思い出せませんが、3日間快晴でレースが行われ
沢山のお客様にご来場いただき、昨年に引き続き… pic.twitter.com/V6bQAULTFn— 🏁GRANDPRIX(グランプリ)名古屋栄店🏁 (@rgnagoya) September 28, 2023
さぁ、ここまではほぼ予定通りのでしたが、ここから夜をどう過ごすかです。
まず、イオンモール内に映画館を発見したので、
見たいと思っていた映画のレイトショーで時間をつぶすことにしました。
まさか鈴鹿サーキットの近くで『グランツーリスモ』の映画を見ることになるとは...。
最高の映画でした!(絶対、ブルーレイ買う)
映画を見終わった後、イオンモールのすぐ隣にある
花しょうぶ鈴鹿さんへ天然温泉を入りに行きました。
こちらの店舗は、夜中の2時まで営業しているので、
温泉に入って汗を流し、2時までゆっくりしていました。
源泉かけ流しの温泉は、とてもなめらかで、長く入っていても苦にならないとてもいいお湯でした。
訪れたのがちょうど夜中の0時くらいでしたが、並ぶことはなかったものの、お風呂は日本GPを観戦した皆さんで賑わっていました。
風呂上りにビールやソフトクリームが食べれるのもよかったです。
ここで軽く仮眠をとりました。
夜中の2時に花しょうぶさんを出て、あたりは真っ暗。お店も閉まってる。
さぁ、続いて向かったのは...、カラオケボックスです!
宿泊先がないのでホテルは泊まれない。ラブホも考えましたが、思いついたのがカラオケボックでした。
再び平田町駅の方へ戻り、カラオケのバンダイさんで朝5時まで3時間、一度もマイクを握ることなく寝ていました。
もちろん周りでは、歌っている方もいるため音が気になる方は寝れないかも。
さらに持ち込みはいけないので、飲み物や食べ物は購入する必要があります。
ただ時間帯もあるのか混雑はしていなかったので部屋は多く空いてました。
無事に野宿することなく一夜を過ごし、そこからは徒歩で鈴鹿サーキットへ向かい、早い時間帯に到着。
メインゲートの先頭から100人目くらいですかね。
GPスクエアにもほぼオープンと同時に入ることができ、
決勝日のみでしたがF1を満喫することができました。
平田町駅で一夜を過ごす際の注意点
何の計画もなく、いきなり平田町駅に向かった私が体験した一夜を過ごす際の注意点を伝えたいと思います。
何も準備しない野宿は危険
一夜くらい野宿で何とかなるだろうと思いましたが、
行ってみるといくら治安のいい日本でも危険性はあると感じました。
その一つが気温です。さすがに夜中になるとかなり涼しくなります。
半袖では過ごせません。寝袋もない状態では、ただ辛くなるだけです。
また、安全面においても何が起こるかわからないので危険です。
車中泊でもいいので、寝泊まりするところは確保した方がいいと思います。
夜中の2時以降はコンビニとすき家しかやっていない
都会とは違い24時間の居酒屋はありません。
さすがに夜中の2時を過ぎると居酒屋も閉まり、
開いているのはコンビニとすき家さんくらいでした。
ゆっくり寝ることはできない
寝れるといってもゆっくり寝ることはできません。
あくまでも仮眠程度なので疲れはとれません。
そのため連泊には向きませんし、
体調も万全でないと辛いかもしれません。
このように宿泊先も決めないで一夜を過ごすことは、
かなり限定的な方法であることがわかります。
今回の方法で掛かった費用
今回の方法で掛かった費用についてまとめてみました。
交通費 | 24,720円 |
---|---|
宿泊費 | 0円 |
映画代 | 1,300円 |
入浴料 | 1,000円 |
カラオケボックス代 | 3,000円 |
合 計 | 30,020円 |
上記費用に加え、さらに以下の金額が追加されることになります。
30,020円 + チケット代 + 飲食代 + (お土産代)
その結果、通常はチケット代込みで1泊2日で大人1人20万円かかるところが、12万円くらいですみました。
チケット代の割合が大きいため、チケット代を除いた金額は5万円くらいです。
最後のまとめ
鈴鹿サーキット周辺で一夜を過ごすのに
平田町駅周辺であれば過ごせることがわかりました。
但し、今回の方法の肝となったのは夜中の2時以降のカラオケボックスです。
もし、このカラオケボックスが満室で入ることができなければ、
野宿することになっていました。
気温も低く、寝袋も持っていない状態では難しかったと思います。
また、今回は私1人だったからよいものの、
家族や友達と一緒に行くときに向いてる方法ではありません。
一夜だけならなんとかなったものの、連泊には向きません。
車が運転できるなから、駐車場の心配はありますが、
車で行った方が断然いいと思います。
さらには、決勝の日曜日に最寄りの始発から向かった方が体力的にもいいです。
日本GPに行けると思って気持ちが先走ってしまった結果の
今回の過ごし方でしたが、平田町駅周辺がどんなところがわかったことと、
何とかなる方を見つけられたところは収穫だったと思います。
決しておすすめできるようなものではありませんが参考までに...。
ひでまるこF1ナビでは、
鈴鹿サーキットや名古屋駅周辺の宿泊施設について以下のブログで書いています。
また、関東から鈴鹿サーキットまでの移動手段については、
電車、高速バス+電車、車の3パターンで移動時間や金額をまとめています。
移動手段を何にしようか悩んでいる方のすこしでも参考になればと思っています。
さらに、日本グランプリの観戦チケット(エリア)の選び方についても、
とっておきの確認方法と一緒に以下のブログで書いています。
どこの席で日本グランプリを観ようか悩んでいる人は参考までに。