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こんにちは。ひでまるこです。
ヨーロッパラウンド後半は、5連勝という圧倒的強さをみせた
レッドブルのフェルスタッペン選手。
2週間の間が空き、アジアラウンドに突入です!
その初戦となるのは、シンガポールGP。
新型コロナウイルス感染症の影響により3年ぶりの開催。
ここはF1の中でも珍しいナイトレースが開催されるところ。
市街地コースで一つでもミスをすればクラッシュの餌食に!
常にリタイヤと隣り合わせでドキドキの
第17戦シンガポールGPの見どころ5選を紹介していきます。
いつも通りF1観戦を盛り上げる開催国の料理やお酒も紹介していきますね!
シンガポールGPの放送時間
まずは、放送時間をチェックです。
セッション | 日本時間 | 現地時間 |
FP1 | 9月30日(金)19時00分 | 9月30日(金)19時00分 |
FP2 | 9月30日(土)22時00分 | 9月30日(金)22時00分 |
FP3 | 10月1日(土)19時00分 | 10月1日(土)19時00分 |
予選 | 10月1日(土)22時00分 | 10月1日(土)22時00分 |
決勝 | 10月2日(日)21時00分 | 10月2日(日)21時00分 |
フリー走行(FP)と予選はレース開始10分前、
決勝は40分前から放送されます。
シンガポールは、アジア圏ではあるものの
開催時間についてはヨーロッパ圏にあわせているので
いつもよりも1時間ほど早くなっているくらいで、
大きくはかわりません。
マリーナベイ・ストリート・サーキットとは
シンガポールGPの舞台となるのは、マリーナベイ・ストリート・サーキット。
市街地サーキットであり、普段は一般車両が走っている道路が、
グランプリウィークにはサーキットに変身します。
そのため、コースはコンクリートウォール(壁)と金網で囲まれており、
路面もバンピーでスリッピーであることから、
ひとつ間違えればクラッシュの恐れがある、
ドライバーにもF1マシンにもとてもタフなサーキットです。
そのことを物語るように、2008年の初開催から11年連続で、セーフティーカーが出動!
過去にセーフティーカーが出なかった年はなく、出動率は100%となっています。
https://youtu.be/GiZC17Hu_DA
DRSゾーンは3箇所。
5コーナーから7コーナーにかけてがDRS1
13コーナーから14コーマーにかけてがDRS2
最終の23コーナーから1コーナーにかけてがDRS3
となります。
DRSは3箇所あるものの、直線自体はそれほど長いわけではないので、
非常に抜きにくいサーキットになります。
最大のオーバーテイクポイントは、
DRS1の7コーナーとDRS2の14コーナーです。
サーキットの概要は以下のとおり。
サーキット名 | マリーナベイ・ストリート・サーキット |
---|---|
所在国 | シンガポール |
設立年 | 2008年 |
全長 | 5,063メートル |
コーナー数 | 23 |
最大高低差 | 5m |
周回 | 反時計回り |
周回数 | 61周 |
ピット長 / 損失時間 | 402.3m / 24.337秒 |
DRSゾーン | 3箇所(5から7コーナーにかけて、13から14コーナーにかけて、23から1コーナーにかけて) |
タイヤ | ハード:C3、ミディアム:C4、ソフト:C5 |
平均速度 | 166.578km/h |
最高速 | 313km/h |
超高速サーキットのイタリア、モンツァから正反対のサーキット特性であり、
全23コーナーの内、半分が時速100km以下の低速コーナーとなっています。
ドライバーにとっても忙しいサーキットで息つく暇がありません。
ピットストップは、基本的に1回のことが多く、
ピットの時間も他のサーキットより制限速度が低いことから時間が掛かります。
そして、何よりナイトレースであることが大きな特徴。
最先端の照明技術が使われているマリーナベイでは、
夜になるとまるで白く輝くサーキットの道が現れます。
F1マシンが火花を散らして走る姿やドライバーのヘルメットも
夜ならではのバイザー内の表情も見れて他のサーキットでは味わえない映像が見れます。
そんないつもと違う点がシンガポールGPのサーキットの特徴です。
シンガポールGPの見どころ5選
サーキット紹介を踏まえた上で、
2022年のシンガポールGP見どころ5選を紹介していきます。
1.マシン差が出にくいシンガポールは予選から注目
シンガポールGPが開催されるマリーナベイは、
市街地サーキットということもあり、抜きにくいことで有名。
予選順位が重要になってきますが、本当なのか?
開催された2008年から予選トップと決勝順位の関係を振り返ってみます。
年代 | 予選 | 決勝 |
2008年 | フェリペ・マッサ | フェルナンド・アロンソ |
2009年 | ルイス・ハミルトン | ルイス・ハミルトン |
2010年 | フェルナンド・アロンソ | フェルナンド・アロンソ |
2011年 | セバスチャン・ベッテル | セバスチャン・ベッテル |
2012年 | ルイス・ハミルトン | セバスチャン・ベッテル |
2013年 | セバスチャン・ベッテル | セバスチャン・ベッテル |
2014年 | ルイス・ハミルトン | ルイス・ハミルトン |
2015年 | セバスチャン・ベッテル | セバスチャン・ベッテル |
2016年 | ニコ・ロズベルグ | ニコ・ロズベルグ |
2017年 | セバスチャン・ベッテル | ルイス・ハミルトン |
2018年 | ルイス・ハミルトン | ルイス・ハミルトン |
2019年 | シャルル・ルクレール | セバスチャン・ベッテル |
ほとんど、ベッテル選手とハミルトン選手ではないですか!
アロンソ選手も2回勝利していますが、断トツで2人が制しています。
やっぱりワールドチャンピオンを取るドライバーは異次元ですね。
さて、実際に開催された2008年から12回中8回(約66%)がポール・トゥ・ウィンとなっています。
ここでの予選の順位は、確かに重要です。
マリーナベイは市街地なので低速コーナーが多く、マシンの差が出にくいサーキット。
これまでレッドブルが強さを見せていますが、
ここではメルセデスやマクラーレンも十分に戦えると思います。
セーフティーカーの出動率が100%だからこそ、クラッシュに巻き込まれないために
予選トップにいることが重要です。
ここでは予選からが既に順位を決める大きな要素なので注目になります。
2.フェスルタッペン選手のチャンピオンはここで決まるか
2022年は圧倒的な強さを見せているレッドブルのフェルスタッペン選手。
既に今年のワールドチャンピオンは、ほぼ決まっている状態にあります。
そこで話題になっているのは、どこのグランプリでチャンピオンを決めるのか?ということ。
現時点でチャンピオンの可能性があるのは、以下5人のドライバーです。
順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 335 |
2 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 219 |
3 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 210 |
4 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 203 |
5 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 187 |
ここにハミルトン選手の名前がないのが残念すぎる。
この状況でもしトップのフェルスタッペン選手が2位以下に138点以上の差をつければ、ワールドチャンピオン獲得となります。
現時点でフェルスタッペン選手と2位のルクレール選手との差は116点。
3位のペレス選手とは125点の差になっています。
例えばフェルスタッペン選手がシンガポールGPで優勝すると、
ルクレール選手が9位以下、ペレス選手が4位以下でファステストを獲得しなければ決まります。
フェルスタッペン選手がファステストを取って優勝すると、
ルクレース選手が8位以下で、ペレス選手が4位以下だと決まります。
これを踏まえると、シンガポールGPでのチャンピオン決定の確率は低そうです。
でも、ここはセーフティカー出動率100%のサーキット。
ルクレール選手の予選順位によっては、どうなるかわかりません。
まずは、この順位をポイントにレースに注目してみてください。
3.ベッテル選手とハミルトン選手に注目
コロナによって2年間開催が見送られたとはいえ、
シンガポールGPでの勝者はかなり偏っています。
優勝回数 | 年 | ドライバー |
5 | 2011、2012、2013、2015、2019 | セバスチャン・ベッテル |
4 | 2009、2014、2017、2018 | ルイス・ハミルトン |
2 | 2008、2010 | フェルナンド・アロンソ |
1 | 2016 | ニコ・ロズベルグ |
最多優勝(5回)は、ベッテル選手。
直近で開催された2019年にも勝利しています。
続く4回の優勝を飾っているハミルトン選手、
2回のアロンソ選手、1回のロズベルグさんとなります。
複数回優勝しているドライバーは、いずれも現役ドライバーであり、
さらにはワールドチャンピオン経験ドライバーとなります。
ここで注目したいのは最多優勝を飾っており、
今年引退を発表したベッテル選手と言いたいところですが、
アストンマーティンの現状の戦闘力を考えると正直、厳しい。
やっぱり注目するのはハミルトン選手になります。
メルセデスは、ここにきて徐々にマシンの競争力も上がっており、
レースペースではフェラーリとほぼ同じくらいになっています。
シンガポールは予選順位が重要なものの、
マシンの競争力差がそれほど現れないのでレースペースの
強いチームが有利になります。
4度の優勝経験もあるハミルトン選手は、
ここの難しいコースを苦手とはしていないはず。
ハミルトン選手は、F1に参戦して以来、
全てのシーズンで勝利しています。
1勝もしていない今シーズンはF1参戦以来はじめてのこと。
なんかそれで終わらない気がする。
そして1勝の可能性が高そうなのがシンガポールなので、
そういった意味でも注目しています。
4.角田選手は日本GPに向けていい流れを作れるか
2023年、再びアルファタウリでの契約発表がなされた角田選手。
本人もおそらくホッとしつつも、さらに気合が入っていると思われます。
そんな気合をくじく可能性があるくらい難しいのがシンガポールGPの舞台であるマリーナベイ。
角田選手にとっては、F2でも走らないので初挑戦のサーキットとなります。
コーナーの連続、一歩間違えればクラッシュの餌食、
さらに高温多湿でドライバーにもタフなサーキット。
日本GPに向けていい流れをつくってほしいけど、
それを阻むかのようなサーキットなんです。
アルファタウリのマシンも決して低速の市街地サーキットが得意なマシンではないので果たして結果はどうなるのか?
まずは予選から注目です!
5.何かと注目なウィリアムズ
今回、注目するチームとしてあげるのがウィリアムズ。
前戦のイタリアGPでは、アルボン選手が急遽盲腸で入院。
代わりに出場したデ・フリース選手が初ポイントを獲得するいいレースを見せ、
ドライバーオブ・ザ・デイも飾ってしまう活躍。
一方でチームメイトであるラティフィ選手は、
2022年までで契約終了となることが発表されました。
新旧入り混じるウィリアムズのマシンもこれまで最下位争いをしていたところから、
徐々にではありますが競争力がついてきています。
シンガポールGPでは、メディカルチェックをクリアすれば
アルボン選手の出場となりますが、クリアできなかった場合は、
再びデ・フリース選手が代わりを務めるようです。
病み上がりのアルボン選手のパフォーマンスにも注目ですし、
もしデ・フリース選手が出場した場合は、
イタリアGPの時とはまったく違うコース特性で、
どのような走りを見せるのか注目です。
そして、F1を離れるかもしれないラティフィ選手が
どんなパフォーマンスを見せてくれるのかも気になります。
何かと目が離せないウィリアムズに注目です!
シンガポールGP観戦のお供に
今回も高温多湿なシンガポールGPを見るのに最適な飲み物と食べ物を紹介したいと思います。
まずは、飲み物から!
タイガービール
シンガポールはお酒のルールに関して、とても厳しい国です。
夜10時から翌朝7時までは、公共の場での飲酒は禁止されています。
お店でもお酒が出てきません。
それでもシンガポールで人気なお酒は圧倒的にビールです。
シンガポール産のビールといったらタイガービールになります。
とてもライトな口当たりで飲みやすいビールです。
プラウンロール
シンガポールでビールのおつまみとして大人気の商品。
ミニ春巻きなんですが、中に海老のすり身や乾燥海老が入っています。
春巻きといってもスナックのようなサクサクとした触感が特徴。
スパイスも効いていて、ビールによく合う一品です。
カルディでも販売されているようです。
最後にまとめ
日本GP同様にこちらも3年ぶりの開催となるシンガポールGP。
本格的なナイトレースが観れるのは、シンガポールGP最大の特徴です!
そして、もうひとつ辛い記録がセーフティカー出動率100%。
セーフティカーが出動しなかったことは、これまでありません。
今年もその可能性が高い中で、どのタイミングでピットインをして順位を上げるか。
チームの戦略も重要なレースになります。
いろいろ各チームで言われていますが、
果たしてここではどんな戦略を各チームが見せてくれるのかも注目ポイントになります。
また、来年の各チームのドライバーもどんどん決まってきています。
ストーブリーグも後半戦となる中で、
次年度に向けた新しい情報にも注目です。
もう来週は日本GPですが、まずは目の前のシンガポールGPを楽しみたいと思います。
F1は、スカパーのフジテレビNEXTやDAZNで視聴することができます。
もし視聴を検討してましたら、参考までに以下のブログを読んでいただけたら幸いです。
https://hidemaruko-blog.com/2022f1_broadcast/